本の印刷支援ソフト BOOK LINER(Windows版)
BOOK LINERとは?
BOOK LINER(ブックライナー)は、本の印刷を行う入稿用データの作成を支援するソフトです。
「自分の作品をまとめて本を作ってみたい」、「入稿って印刷所に何を送ればよいの?」、といったはじめて本作りにチャレンジする方でも、印刷や製本に必要な情報をもれなくおさえた入稿用データを作成できます。
BOOK LINERに汎用画像ファイル(PNG、TIFF、JPEG、BMP、PDF)やComicStudioの作品ファイル、ページファイルを読み込み、作りたい本のサイズや、ページ数、綴じる位置などの設定を行います。設定の完了後に書き出しを行うと、印刷用の画像データと印刷、製本に必要な情報が記載されたテキストファイルが1つのZipファイルとして出力され、そのまますぐに印刷所に入稿することができます。
BOOK LINERは「ストア」より月額利用をお申込みいただくと、0 GOLD(無料)ですべての機能をご利用いただけます。
BOOK LINERとComicStudioは同時には起動できません。起動しているアプリケーションを終了後にもう一方を起動してください。
主な機能
入稿用データの作成
BOOK LINERでは、表紙と本文で構成される1冊の本を1つの「作品」として管理します。
入稿用データを作成するにはまず、入稿予定の「印刷所」を選択します。印刷所ごとに異なるトンボ(*)や裁ち切り線(*)などの設定を網羅した初期設定が用意されているので、入稿予定の印刷所に適した設定で、入稿用データを作成できます。
本のサイズやページ数、綴じる位置などを設定し、元となる作品ファイルを作成します。この作品ファイルの各ページに、 ComicStudioやIllustStudioなど他のソフトで作成した表紙や本文の画像を配置し、入稿用データを作成していきます。

BOOK LINERはJPEG、PNG、TIFF、BMPの汎用画像ファイルのほか、ComicStudioの作品ファイル、ページファイルの読み込みに対応しています。

レイアウトタブと製本情報タブ
BOOK LINERは、画像を配置するためのレイアウトタブと、作品の情報を一覧で表示する製本情報タブで構成されています。
レイアウトタブでは、各ページに表紙や本文となる画像を配置します。画像は、トンボ(*)の枠内におさまるようにページ内に自動で配置できます。また、編集中のページは任意の倍率で表示できるので、各ページの細かい部分まで確認できます。
製本情報タブでは、不足しているページがないか全体の台割り(*)を確認したり、印刷所への伝達事項などのメモをページごとに記入したりできます。


奥付(*)を簡単に作成
チェックボックスを選択するだけで、本のタイトルや著者名など奥付に必要な情報が自動で挿入されます。「無断転載を禁じます」といった転載禁止の表示や、年齢制限などの定型文も用意していますので、奥付を簡単に作成できます。

製本3Dプレビュー
実際に製本した場合を確認できる、3Dビューアを搭載。ビューア上でページを開いて閲覧できるので、見開きになるページや前後の関係などがデータの作成中に確認できます。
「製本3Dプレビュー」について、動画で機能説明をご覧いただけます。
入稿用データの書き出し
設定が完了したら、「同人誌印刷所入稿用データ」の書き出しを行うと、入稿用データを作成できます。
印刷所ごとの設定に準じた状態で、表紙や本文の画像ファイルと、印刷、製本用の情報が記載されたテキストファイルを1つのZipファイルにまとめて書き出せるので、そのままデータを印刷所に入稿できます。

新規作成のときに選択した、印刷所ごとの設定に準じた初期設定にしたがって、入稿用データを作成できます。
間違った設定で操作を行った場合は警告表示が出るので、間違ったまま入稿するなどの失敗を未然に防ぐことができます。
また、同人総合ポータルサイト「Circle.ms(サークル・ドット・エムエス)」内のサービス「印刷Navi」と連携。「印刷ナビ」で見積もった印刷所からの情報を取得して、見積もりに準じた設定で、入稿用データを作成できます。
同人印刷所入稿用データを書き出すと、書き出された入稿用データに、印刷所に見積もりや入稿を依頼するときに必要な詳細情報が記載されたテキストファイルが添付されます。台割りや印刷見本を閲覧できる[印刷見本URL]も記載されていますので、これらの情報を印刷所に連絡してください。
※BOOK LINERに実装されている印刷会社との連携機能は、ユーザー様ご自身の判断と責任でご利用ください。印刷所とのやりとりにおいて問題が発生した場合、セルシスは一切関与いたしません。
入稿用データの書き出しについて、詳しくは下記を参照してください。

CLIPのサービスとの連携
お持ちのプリンタやCLIPのプリントサービスを利用して、出力見本(*)をプリントできます。プリントすると、入稿前にモアレ(*)がないか確認をしたり、印刷所が作業上の確認に使用する出力見本(*)として利用したりできます。
また、入稿用データを書き出すとき、[印刷見本をCLIPにアップロードする]にチェックを入れておくと、印刷見本ファイルがCLIPの「保管・共有する」に自動的にアップロードされます。印刷見本ファイルをCLIP上で管理、閲覧できるほか、添付されるテキストに追記されたURLを印刷所に連絡すると、印刷見本(*)としてご利用いただけます。

入出力対応のフォーマット
| 入力対応フォーマット | 出力対応フォーマット |
|---|---|
| PNG、TIFF、JPEG、BMP、PDF CPG(ComicStudioページファイル) |
EPS、CWP(CLIP プリントサービス用ファイル) |
用語解説
(*)のついた用語の解説です。
| 用語 | 読み | 解説 |
|---|---|---|
| モアレ | もあれ | トーンなど規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、ピッチの違いや傾きによって発生する縞模様のこと。 |
| トンボ | とんぼ | 面付けの際の位置合わせや、仕上がりサイズに断裁する際の位置合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅に付ける目印。 |
| 裁ち切り線 | たちきりせん | 実際の本の寸法に断裁する位置を示す目印で、トンボの内側の線の事。切れては困る文字や図柄は、これより原稿の内側に入れる必要がある。 |
| 台割り | だいわり | 全ページの構成と内容について、確認できるようにした表。通常、4ページ単位か8ページ単位で区切った形で作成する。 |
| 奥付 | おくづけ | 発行日、版数、刷数、印刷所名、発行元や発行者名、連絡先などの情報を記載した部分。書籍の巻末などに掲載される。 |
| 出力見本 | しゅつりょく みほん |
データ入稿する際に用意する、プリンターで印刷した見本。印刷所での全工程で内容確認に使われる。乱丁や落丁を未然に防ぐためにも必要。 |
| 印刷見本 | いんさつ みほん |
データ入稿する際に用意する、印刷した状態がPC上で分かる見本。出力見本とほぼ同じ用途で使用される。おもにPDFなどで用意されるが、BOOK LINERではCLIP上の印刷見本ファイルをビューアで閲覧できる。 |
