提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : 藤ちょこ(ふじちょこ)
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キャラクターの足元の、ガラスの猫を塗っていきます。

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ガラスの透けた質感などは描くのがとてもむずかしいため、参考資料として、私物のこのクジラの小物を観察しながら描きます。

モニターにぺとっと置いてみたりして、どのように背後が透けてみえるのか、また、どのように、映りこんでいる景色が屈折するのかなどをじっくり観察します。

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それをもとに、あとは想像で書き進めていきます。

基本的に、モチーフの周辺部分のほうが背景の屈折が大きいようです。また、周辺部分には色の溜まりも発生するため、比較的濃い色を使います。

また、[レイヤー合成モード]を「加算(発光)」に設定したレイヤーを作って、ところどころチョンチョンッとハイライトを入れると、それらしい質感になります。

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次にガラスのねこを光っているように加工します。

ねこのレイヤーを複製し、薄むらさき色で塗りつぶして、[レイヤー合成モード]を「加算(発光)」、[不透明度]を「47%」に下げます。

(1)「ねこ」レイヤーを選択し、[レイヤー]メニューから[レイヤーの複製]を選択し、レイヤーを複製します。

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「ねこ」レイヤーに[透明部分をロック]を設定していたので、複製したレイヤーにも設定は引き継がれます。

(2)[カラー]パレットから「紫」を選択します。

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(3)[編集]メニューから[特殊な描画]→[線の色を描画色に変更]を選択します。

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ねこが紫に塗りつぶされました。

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(4)紫に塗りつぶしたレイヤーの[レイヤー合成モード]を「加算(発光)」、[不透明度]を「47%」に下げます。

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光っている印象になりました。

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作者プロフィール:藤ちょこ(ふじちょこ)  (サイトURL:http://fuzichoko.blog39.fc2.com

広大な空間や、お菓子のイラストを見るのが好きです。

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