6.蝶の素材を文字で作る

文字をコラージュする前に、蝶の素材を文字で作ります。
制作途中のイラストの４分の１以下ほどのサイズで用紙を新規作成します。

[ベジェ曲線]ツールを使って蝶の羽片方の線を描画します。

[ベジェ曲線]ツールの詳しい使い方は、機能解説！トラの巻「ベジェ曲線ツールを徹底解剖」を参照してください。

片方が描けたらレイヤーを複製します。

[編集]メニュー→[移動と変形]→[左右反転]を適用し、ガイドになる蝶の線画を作成しました。

蝶の形に文字を変形・配置していくので、素材となるテキストを打ち込みます。

打ち込み終わったテキストレイヤーに[レイヤー]メニュー→[レイヤーのラスタライズ]を適用。
元のレイヤーは残さず、ラスターレイヤーに変換します。

これでテキストレイヤーからラスターレイヤーに変換されました。

文字を蝶の羽の形に変形していきます。
変形したい文字だけを[投げなわ選択]ツールで囲むと、下に[選択範囲ランチャー]が表示されるので右から２番目にある[移動と変形]をクリックするとスムーズに、一つ一つの文字を変形していくことができます。

拡大・縮小のみでは平面的で変化の少ないものになってしまいます。

[Ctrl]キーを押しながら画像の周囲のガイド線やハンドルをドラッグすると自由変形に切り替わるので、立体的な形に変形することができます。

一つずつ羽の形に合わせて変形→配置していきます。

文字そのままの形で使わずとも、一部分のみを変形して使用すれば様々な形を作ることができます。

左右非対称だと不格好な蝶ができてしまうので、片方の羽が完成したら
レイヤーを複製、[編集]メニュー→[移動と変形]→[左右反転]します。これで左右対称の蝶が完成しました。

完成した蝶の素材は、左右の羽のレイヤーを[レイヤー]メニュー→[下のレイヤーに結合]を選択して、統合してひとつにまとめます。

[矩形選択]ツールで蝶を囲み「コピー(Ctrl + Cキー)」します。

作業中のイラストに戻り[貼り付け(Ctrl + Vキー)]します。

蝶の素材レイヤーをいくつか複製し、それぞれ変形させ配置します。

次はテキストを用いた文字のコラージュに入ります。

レイヤーの簡単な複製方法は、ズバッと解決！図解探偵「レイヤーを素早く複製する方法を調査」をご覧ください。