提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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それでは3DCGで作成すると、どのようなメリットがあるのか?これはロボットアニメを引き合いに出すのが一番良さそうですね・・・
ロボットは複雑な形をしている事が多く、走りなどのアニメーションをさせる場合、パースやポーズの変化から作画がとても大変です。
細かいパーツを、位置情報の変化に合わせて、ゆがまないように描いていくのはとても骨の折れる作業です。そのような工程を経て2Dの(手描きの)ロボットアニメーションは完成されます。

それに対して3DCGロボットアニメーションはというと・・・、まずロボットを「モデリング」します。モデリングとは現実世界にある立体物、たとえば超合金ロボの形をコンピュータ上に作って、3DCGで扱えるようにする工程だと思ってください。
3DCGでモデリングされたロボットは一度作成してしまえば、どの様な角度からでも絵を出力する事が出来ますし、関節を回転させることでポーズも自由に付ける事が出来るのです。3DCGツールはこういった一連のポーズや動きを動画として出力することも出来ます。

つまりロボットを3DCGで「モデリング」してしまえば、何度も作画する手間を省け、アニメーションに費やす時間を大きく節約する事が出来ます。また、パース崩れや作画ミスが起こることもありません。
3DCGのメリットは、モデリングされたモデルの使いまわしの容易さ、そして絵を出力する際の安定感でしょう。
当然モデリングには大きな時間が必要だったりもしますが、何度も登場するようなロボットであれば省力化に大きく貢献してくれるはずです。

2Dアニメーションが劣っていると言う気は全くありませんが、ロボット、車等のアニメーションを作成する場合、3Dアニメーションが2Dアニメーションに対して大きなアドバンテージがあることが容易に想像できると思います。

コメント
だみだみん 2013/08/25 06:34
勉強になります