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第1回 とにかく動画を描いてみよう!

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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(1)イントロダクション

アニメ制作ツールが手に入りやすくなった

インターネットを利用した動画共有サイトではプロのアニメーターではない人たちが次々とオリジナルのアニメを作ってアップロードしている!俺も作りたい!私もやってみたい!こんな風にアニメを作ってみたいと思っている人は本当にたくさんいるだろう。だがしかし!なにしろアニメ、色々と難しいツールとかが必要になるんじゃないの?オイラには無理だよなぁ、チクショウ、と指をくわえてはいないだろうか?

アニメを作ってみたいと思い立ったのなら、まずは「実際に動画を描いてみる」ことが一番。だがしかし!アニメ制作で使われている動画を描くための作画用紙ですら、画材屋にいけば必ずあるものでもない。大都市圏ならいざ知らず...いやいや、大都市圏でも試しに画材屋に行って「アニメ用の作画用紙とタップ(作画用紙がずれないようにとめておくモノだ)はありますか?」尋ねてみよう。結構足を棒のようにしてしまうこと請け合いだ。

つまり、今までアニメを「作ってみたい」と思ってもその手段がなかなか手に入らなかったのだ。そんな中、プロ向けのアニメ制作ツールとして広く使われているRETAS!シリーズが、一般ユーザーにも手の届く価格でRETAS STUDIOとして新登場した。RETAS STUDIOはアニメを作るための環境を提供してくれるだけでなく、さらにデジタルならではの便利ワザも駆使できる。アニメを作ってみたいと思う人にとっては、敷居をグンと下げてくれるものなのだ。


まずははじめてみるべし

「アニメを作ってみよう」と言ったところで、作るの大変じゃない?難しくない?という疑問が沸いてくるのも至極当然。しかし、こればっかりはやってみないと判らない。小さい頃にパラパラマンガをノートの端っこに描いてみた経験は誰にでもあるだろう。1枚1枚少しずつ違う絵をたくさん描いて、後からぺらぺらとノートをめくると自分の絵が動き出す。

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アニメの原理は、こんな簡単なものだ。ノートの端っこにパラパラアニメを描いて、うまくいかなかったら消しゴムで消して描き直していく。こんな作業を繰り返して最後まで描ききったとき、すごく嬉しくなかっただろうか。そして、それを友達にみせて喜んでもらえたとき、たまらなくワクワクするような気持ちにならなかっただろうか。

イラストや漫画を描く時には、まず「描いてみる」。その結果うまくいかなかったとしたら「もう一度描き直してみる」。たったこれだけのことで絵はどんどん上手くなる。アニメだって同じこと。動画を描いて、動きをすぐに見ることができれば、どこが悪いのかも自分で理解がしやすくなる。そして、やり直してよりよいものに仕上げていくことができる。


描いて、確かめられる


RETAS STUDIOで動画を描くと、超手軽かつ、すぐに動画をリアルタイムに動かしてみることができる。RETAS STUDIOの様な専用ツールがなければ、自分の描いた動画をリアルタイムに再生するには結構な手間がかかっていたのだ。自分の絵がどう動いているかを確かめながら、必要なら動画と動画の間に絵を差し込んだり、もっと速く、またはゆっくりに動画の動きを調整することだってRETAS STUDIOでは朝飯前なのだ。

確かめて、うまくいかなかったらまたチャレンジする。たったこれだけのことを繰り返すだけで、動画を描く能力は上がっていく。幸いなことに世の中にはたくさんのアニメ作品があふれている。見本はいくらでもあるのだ。まねから始まったって全然構わない。どんなプロのアニメーターもそこからすべては始まったのだ。

そろそろ、動画を作ってみたくなってきただろうか?

(2)RETAS STUDIOでカットフォルダを作る

よし、動画を描こう!

というわけで、動画を描いてみよう。今回は女の子に瞬きをさせてみるぞ!いわゆる「目パチ」というヤツだ。
瞬きさせるだけで絵に命が吹き込まれたようになってしまうのだ。

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イメージ(レイアウト)はこんな感じだ。この目を瞬きさせてみたいと思う。さっそくカワイ子ちゃんの線画から描いてみよう。


Stylosは線画担当

RETAS STUDIOは[Stylos][TraceMan][PaintMan][CoreRETAS]の4つのプログラムで構成されている。このうち、線画を描くのが[Stylos]だ。アニメ制作ではまず線画を描いてから、あとでまとめて色を塗っていく。まずは[Stylos]で線画を描いていく。
色を塗るのは[PaintMan]の仕事だ。このようにRETAS STUDIOでは担当する作業ごとに使うツールが分かれている。たくさんの絵を用意しなければならないプロのアニメ制作現場で分業によって、より効率よく作業を進めるためだ。


ファイルブラウザ

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[Stylos]を起動したらまず[ファイルブラウザ]を開く。[ファイルブラウザ]は描いた動画を一覧できるスグレものだ。単に動画のサムネイルを一覧するだけでなく、さらに様々な便利でナイスなこともこなしてくれる。このファイルブラウザは重要な役割を担うことが多いので、しっかり覚えておこう。

[ファイルブラウザ]の表示/非表示の切り替えは[F12]キーを押下して行う。

カットフォルダを新規作成

動画を描く前にカットフォルダを作る。カットフォルダとは、膨大な量になることもある動画をバシっとまとめておくフォルダだ。ただのフォルダではなく、動画をまとめるための特殊な仕掛けが施される。必ずRETAS STUDIOのプログラム上から作成するようにしておくのがコツだ。

カットフォルダを作成するにはまず[ファイル]メニュー[新規]-[カットフォルダ]で[新規カットフォルダ]ダイアログを呼び出す。

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いろいろと設定することがあるので順に説明しておこう。

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[作成場所]でカットフォルダを作成するフォルダを決める。[基本情報]は作品のタイトルなどを決める。

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次にある[100 フレーム]とは、基準(基本)となる作画用紙の大きさのことだ。アニメの業界で古くから使われている言葉だが、ここではおおざっぱに[100 フレーム]=標準の大きさのこと、と覚えておこう。

もし、作ったアニメをDVDなどに焼いてテレビで見てみたい場合は、[100 フレーム]は1280 × 960ピクセルに設定しておくとよいだろう。DVDをPCで見るときの解像度はほぼ640 × 480ピクセル。つまり1280 ×960 ピクセルのちょうど1/4 の解像度だ。こうしておくことによって、より細かく描画できるというメリットがある。

もちろん、この大きさは自分の使いやすい大きさでいい。最終的に縦横何ピクセルの大きさのムービーを作りたいかを考え、それよりも大きめに描いておけば間違いはないだろう。

もっと財力があって、ブルーレイにHigh Definition 規格(...まあいわゆる「ハイビジョン」というヤツだ)のアニメを焼いてみたい!という場合は、1920 × 1080ピクセル必要なはずだが、正直、解像度が高すぎてPCの能力的にも辛くなる(特にムービー編集時)。逆にムービーの大きさを320×240ピクセル程度と割り切って、作画用紙も320 × 240ピクセルの大きさにしてしまえば、それほど細かな描画を行わなくて済む(つまり、ディティールをごまかしやすい)ようになる。動画共有サイトなどではこの程度の小さな動画を配信しているトコロもある。思い切って作画用紙を小さく作ってしまう方法もありだろう。

[レイヤー数]はセルを何枚重ねるかをここで指定する。後で変更することもできるので、今の段階では想像できなければデフォルト値のままで良いだろう。
[タイム]はタイムシートを何秒にするか、つまりこのムービーを何秒にするかを決める部分だ。今回は3秒にしておこう。基本的にアニメは1秒間に24コマ使用するのが一般的だ。たとえばここで2.5秒とは[2秒] + [12コマ]となる。1秒= 24 コマでは0.5秒= 12コマなのだ。
もちろんタイムも後から変更できる。初心者のウチから自分の作りたい動画が何秒になるか把握できることなどないので、ここもデフォルト値でも構わないだろう。

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[カットフォルダ名]は[自動生成]のチェックをONにしておくと[C-001-0001]の用に、カット番号やシーン数をソフトが自動で割り振って連番をつける。大量にカットフォルダを用意する場合はこの連番は活用しやすい。

今回は、1つのカットを作るだけなのでフォルダ名で内容が推測できるように[自動生成]のチェックをOFFにしてフォルダ名を入力しておく。
[タイムシートを作成する]のチェックボタンはONにしておくと、タイムシートが作成される。タイムシートのことは後で述べるが、タイムシートがない動画はあり得ないので、ここで作成しておく。設定が終わったら[OK]ボタンをクリックして、カットフォルダを作成する。


準備したカットフォルダを開く

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カットフォルダアイコンが作成されるので、このフォルダをダブルクリックする。[タイムシート]も新規作成されるが、今はまだ利用しないのでウィンドウは閉じておいて構わない。

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[カットフォルダ]を開いたら[画像タブ]をクリックする。動画のサムネイル一覧が表示されるので(まだ作画用紙は作成していないので、内容は空のまま)、[動画]タブをクリックして動画を描き始められるように準備しておく。
アニメ制作の流れをご存じの方はここで「あれ?レイアウトや原画は?」と疑問に思うだろう。もし必要ならもちろんレイアウトや原画を用意すればいい。しかし、まずは動いて見える動画を描いてみようということなので、作画用紙に動画の下描きから初めても良いだろう。このあたりは臨機応変に対応していけばいい。


作画用紙を作る

それでは作画用紙を作る。まずはAセルに作画用紙を作りたいので

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赤いマークの入っている部分をクリックして選択し、

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[ファイルブラウザ]上部にある[新規セル]ボタンをクリックする。ここで注意したいのは[ファイル]メニューから[新規]-[セル]で新規セルを作成する方法だと、現状選択しているカットフォルダに作画用紙が作成されないことだ。[ファイルブラウザ]の[新規セル]ボタンをクリックすれば、[ファイルブラウザ]上で選択しているカットフォルダ内に作画用紙が作成できる。

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[新規セル]ダイアログが表示される。ここで[フレームサイズ]を[横]1.0[縦]1.0で作成しておく。ここで数値が入力できると言うことは、もっと大きなサイズも作ることができると言うことだが、どういう使い方をするのかはもう少し後の連載で紹介することになるので、もう少々お待ちを。

[新規セル]作成の中で重要なのが[レイヤー]の[種類]だ。ここでは[ベクターレイヤー]か[ラスターレイヤー]を選ぶことができるが、ぜひ[ベクターレイヤー]を選んでおきたい。後々説明していく、[Stylos]ならではの作画方法が十二分に発揮できるのだ。...とは言っても画像編集系のソフトやComicStudioをさわったことのある方ならこの名前でピンとくるはずだが。こちらも後の連載中に紹介していく。
[枚数設定]の[作成枚数]はひとまず、1枚で指定しておく。

 

(3)動画を描く

セル分け

作画用紙が準備できたので、まずは下描きを進めていこう。今回描きたい絵はこんな絵で、目を瞬き(目パチ)させたい。

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瞬きをするだけなら動く部分は「目」だけになる。そこで、「目以外の部分」と「目」をレイヤー分けしてしまおう。アニメでは絵を分けるときに「Aセル」「Bセル」といった具合に分けていく。Aセルが一番下、その上にBセル、Cセルと重なっていく。

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セル分けをして、目が瞬きする動画をBセルに描くと[カットフォルダ]のサムネイルはこのようになる。


下描き

では、下描きから始めていくことにしよう。

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先ほど作成したAセルの作画用紙のサムネイルをダブルクリックして、作画用紙を呼び出して、下描きをする。

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下描きは[ラスター下描き]レイヤーに、[ペン]ツールの色を変更して描いていく。専用のレイヤーを用意する必要があるので、[F5]キーで[レイヤー]パレットを表示させて、新規にレイヤーを作成する。

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[レイヤー]パレットの左上の[新規レイヤー]ボタンをクリックする。

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[レイヤーの種類]で[ラスター下描き]レイヤーを選択して新しいレイヤーを作成する。

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[ラスター下描き]レイヤー作成後の[レイヤー]パレット。[ベクター作画]レイヤーには清書をしていくので、下描きレイヤーは下位にくるように調整しておく。

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[Stylos]では下描き用のレイヤーは1枚で作業をする。[ペン]ツールを使って、[カラー]を使いやすい色に変更して下描きを進める。
[F4]キーを押下して[ペン]ツールオプションを表示、必要に応じて[筆圧]ボタンをクリックして、ペンタブレットの筆圧を反映させることができる。また、作成できる[下描き]レイヤーは1枚なので、カラーを使い分けて下描きを進めていくといいだろう。

まず[カラー]を薄い水色に設定してラフを描く。

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次に[カラー]を濃くして線を整えていく。レイヤー1枚で下描き作業を進める時はカラーの使い分けがポイントになる。[消しゴム]ツールなどはその他の画像処理系ソフトやコミスタと同様に利用できる。

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清書


清書はレイヤーを[ベクター作画]レイヤーに切り替えて同じく[ペン]ツールで行う。

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ここで気をつけておきたいのが[プレーン]の存在だ。[ベクター作画]レイヤーには
・[主線プレーン]
・[色トレース線プレーン]
・[色トレース線プレーン2]
・[色トレース線プレーン3]
の4つの[プレーン]が用意されている。この中でキャラクターの主線を描くのは[主線プレーン]に行う。

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また[プレーン]毎にアイコン表示された色が割り当てられていて、選択したプレーン上ではその色単色の描画となる。主線は[黒]に設定されている。

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ここでは眉と目は清書しない。別の作画用紙に描いていくためだ。

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ここまで描けたら、色を塗るときのために、影をどのようにつけるか[下描き]レイヤーにイメージを描いておこう。

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[色トレース線プレーン]を利用して、影の区切りにも線を引いていく。この画を参考にして後々自分が判らなくならないように色分けをしておく。一般的には、影を区切る線を青、ハイライトを赤、その他を緑とすることが多い。これで、Aセルは完成だ。

 

(4)別セルに目パチを描く

Bセルに目を描く


身体本体が描けたら、Bセルに眉と目を描いていく。目を瞬きさせるアニメーションは3枚の絵が必要になる。


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Aセルはいったん閉じて、ファイルブラウザからBセルに3枚の作画用紙を作成する。

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[新規セル]ボタンをクリックして、作画用紙を3枚用意する。

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作成した3枚のうちBセルの1枚目のサムネイルをダブルクリックして、作画用紙を呼び出す。

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さあ、ここに目と眉を描いていこう...と行きたいところだが、このままではどこに絵を描いていけばいいのやらさっぱり判らない。これでははっきり言って困るので、先ほどのAセルに描いた絵を透かせて見ようと思う。

[Stylos]ではこんな時[ライトテーブル]機能を使う。この機能を使えばすでに描いたセルを透かせることができるのだ。まずは[F6]キーを押下して[ライトテーブル]パレットを表示させる。

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作画用紙が開いている状態で、[ライトテーブル]パレットの[ライトテーブルセット切り替え]は[デフォルト]を選択しておく。

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次に[ファイルブラウザ]からライトテーブルに登録したい(つまり透かせて見たい)サムネイルをドラッグ&ドロップで[ライトテーブル]パレットに移動させる。

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Aセルを表示したままで眉と目を描き込んでいく。このとき、[ライトテーブル]パレットで[不透明度]を調整しておくと描きやすい。
Bセルの1枚目が描けたら、次は2枚目を描く。

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[ツール]パレットの[前のセル]と[次のセル]ボタンを利用すると、[ライトテーブル]パレットに登録された内容などはそのままで、描いている作画用紙だけを入れ替えることができる。今回の場合はBセルの1枚目から2枚目に作画用紙を入れ替えたいので、[次のセル]をクリックすればいい。

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Bセル2枚目を描く時は、Bセル1枚目も参考にしたいのでライトテーブルパレットに今描いたBセル1枚目をファイルブラウザから登録しておく。

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ただし、そのままBセル1枚目を[ライトテーブル]パレットに登録するとAセルよりも下にBセル1枚目が表示される。Aセルには下描きレイヤーで描かれている部分も登録されているので、Bセル1枚目に描いた「眉と目」が見づらくなってしまった。
そこで、ライトテーブルパレットのAセルの上にBセル1枚目を移動させておく。

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これで、Aセルの上にBセル1枚目が表示され、それをもとに、2枚目の目を描き易くなる。

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Bセル2枚目はすこしまぶたを閉じた状態にして描いておこう。
2枚目はこんな感じで。
3枚目は完全に瞳を閉じた状態で描いておく。これで動画がすべて用意できたので、今度はこの動画を実際に動かす。

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(5)タイムシートでモーションチェックを

タイムシートを入力

動画が準備できたら、今度はタイムシートを用意する。アニメではタイムシートがないと意図した動きが得られないので、必ずタイムシートを用意する必要がある。

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[ファイルブラウザ]で[タイムシート]をダブルクリックしてタイムシートを開く。

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今回は[動画]に作画しているので、[タイムシート]の[動画]の欄に数値を入力していく。縦に時間軸、横にAセル、Bセル、Cセル...とセルが重なっていく。今回は3秒のタイムシートが作成されているが、1秒間に使用できる絵は24枚(24コマ)だ。

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ただし、アニメでは1秒間に24枚(24コマ)をフルに使うことは少ない。今回のような瞬きのアニメでも[2コマ]ずつ順番に絵を入れ替えていけばいい。数値の入力は一般的なスプレッドシート(表計算)ソフトと同様。
タイムシートが入力できたら、実際にタイムシートの動きを確認してみよう。動きを確認することを[モーションチェック]と呼ぶ。最初に[タイムシート]メニューから[モーションチェック]-[設定]を選択して、[モーションチェック設定] ダイアログを表示させる。

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今回は[動画]を描いているので、[モーションチェック設定]ダイアログで[再生対象]を[動画]にしておこう。ここが[原画]になっていると(原画を描いていないので)何も表示されなくなるので注意が必要だ。設定を終えたら[実行]ボタンをクリックする。

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設定がすでに済んでいる場合はタイムシートの上部に表示されている[モーションチェック]ボタンでもモーションチェックが行える。

これが今回作ったアニメだ。描いた絵は全部で4枚。絵を描いて、それをどんな順番でどんなタイミングで表示していくかをタイムシートで指定していく。ここまでを理解しておこう。

ここまでは、[Stylos]の使い方の本当に基礎の基礎の部分だ。次回以降は、自由な動画を描いていけるように、さらにファイルブラウザやタイムシートの使い方について解説をしていこうと思う。
それではまた次回!

コメント
細雪美紅 2013/03/28 08:58
目パチのミクさんが、二時間で出来ました!すごい!目覚めた!!