ファンクションカーブ編集の機能

[ファンクションカーブ編集]の機能について説明します。

 

A.時間表示

現在のフレームの時間と、最終フレームの時間が表示されます。時間をクリックすると、数値入力でフレームを移動できます。

B.編集ボタン

[ファンクションカーブ]のキーフレームの編集・選択、表示倍率の変更などが行えます。

 

①編集ツール

[キーフレーム]の編集・選択、[スロープ]の調整などを行えます。

②選択ツール

[キーフレーム]の選択を行えます。

[編集]ツールでも[キーフレーム]の選択を行えますが、選択時に[キーフレーム]・[ファンクションカーブ]などを動かしたくない場合は、[選択]ツールの使用をお勧めします。

 

③ズームツール

[ファンクションカーブ]の表示倍率を変更できます。

ツールを選択したあとに、グラフ内をドラッグすると、グラフの表示倍率が変わります。

·横方向にドラッグすると、横方向の表示倍率が拡縮します。

·縦方向にドラッグすると、縦方向の表示倍率が拡縮します。

C.モーションの再生・停止

モーションの再生・停止や、ループ再生などが行えます。

 

①先頭フレームへ移動

選択中の[クリップ]の先頭フレームを選択します。

②前のキーフレームへ移動

選択中の[ファンクションカーブ]の中から、現在のフレームの前にある、キーフレームを選択します。

③再生・停止

モーションを再生または停止します。

④次のキーフレームへ移動

選択中の[ファンクションカーブ]の中から、現在のフレームの後ろにある、キーフレームを選択します。

⑤最終フレームへ移動

選択中の[クリップ]の最終フレームを選択します。

⑥ループ再生

モーション再生時に、ループ再生します。

⑦すべてのフレームを再生

モーションを再生するときに、すべてのフレームが再生されます。

·[すべてのフレームを再生]をオフにして再生した場合、一定時間内でモーションが再生されるように動作します。お使いの環境によっては、コマ落ちが発生することがあります。 ·[すべてのフレームを再生]をオンにして再生した場合、一定時間内に再生する制約をなくす代わりに、必ずすべてのフレームが再生されます。このため、実際の再生スピードよりも遅く再生されることがあります。 ·[すべてのフレームを再生]をオンにした場合、[オーディオクリップ]は再生できません。

 

D.ファンクションカーブ編集メニュー

 

①ファンクションカーブ編集モード

オフにすると、[ファンクションカーブ編集]を終了し、[タイムライン]の表示に戻ります。

②X軸方向にスナップ

オンにすると、キーフレームをX軸方向に動かすときに、一定の単位で動くように制限されます。

③Y軸方向にスナップ

オンにすると、キーフレームをY軸方向に動かすときに、一定の単位で動くように制限されます。

④選択中のキーフレームにフォーカス

選択中のキーフレームが、グラフの中心へ表示されるように、グラフの表示倍率が切り替わります。

⑤クリップ全体にフォーカス

クリップ全体、およびすべてのキーフレームが表示されるように、グラフの表示倍率が切り替わります。

⑥スプライン補間

キーフレーム間が、滑らかな曲線で結ばれます。設定中のキーフレームから徐々に加速し、次のキーフレームの手前で減速するように、部位・カメラが移動・回転します。線の曲がり方は、制御点を動かして、スロープの傾きで調整します。

 

⑦リニア補間

キーフレーム間が、直線で結ばれます。設定中のキーフレームから次のキーフレームまで、一定の速度で、部位・カメラが移動・回転します。

 

⑧コンスタント補間

次のキーフレームが始まるまで、設定中のキーフレームの値が保持されます。キーフレーム間の値が変化せずに、コマ送りのように段階的に変化します。

 

⑨キーフレームのブレーク切り替え

オンにすると、スロープの傾きを調整するときに、左右の制御点を別々に操作できるようになります。

 

オンにすると、キーフレームの形が、細長い■に切り替わります。

 

E.トラック名

編集中の[モデルトラック]のトラック名が表示されます。

F.ファンクションカーブ編集終了

クリックすると、[ファンクションカーブ編集]を終了し、[タイムライン]の表示に戻ります。

G.XYZ軸の選択

[ファンクションカーブ]は、X軸・Y軸・Z軸ごとに表示されます。[XYZ軸の選択]で、[ファンクションカーブ]を表示したい軸を選択します。

 

① X軸	X軸の[ファンクションカーブ]を表示します。
② Y軸	Y軸の[ファンクションカーブ]を表示します。
③ Z軸	Z軸の[ファンクションカーブ]を表示します。

 

なお、▼をクリックすると、X軸・Y軸・Z軸を選択する一覧が表示されます。チェックボックスで表示したい軸を指定することもできます。

H.編集項目の選択

[編集項目]に表示する項目を選択します。▼をクリックすると項目が一覧表示されます。[編集項目]に表示したい項目をオンにします。

I.編集項目

[ファンクションカーブ]で編集する項目が表示されます。眼のアイコンをクリックすると、[ファンクションカーブ]の表示・非表示を切り替えられます。

 

眼のアイコンをドラッグすると、複数の項目の表示・非表示を切り替えられます。

 

J.ファンクションカーブ

縦軸が各部位・カメラなどの移動・回転量、横軸が時間軸のグラフが表示されます。[ファンクションカーブ]を修正することで、[タイムライン]ビューに記録した、モーションのタイミングや、部位・カメラなどの移動・回転量を調整できます。

 

①キーフレーム

部位・カメラなどの位置または角度が記録されたフレームです。

[キーフレーム]を移動することで、モーションのタイミングや、部位・カメラなどの位置・角度量を調整できます。

②スロープ

キーフレーム間の線の曲がり方を調整します。制御点を動かして、スロープの傾きを調整することで、線の曲がり方を調整できます。