上級編:背中の衣服も作り込む
 
「肉付けも」モードで「バケツ」ツールを使うと、部分的にテクスチャの貼り付けができます。
 

人体作成機能では、同じテクスチャを体のすべてのパーツに貼り付けます。
 このため、背中にもおなかにも同じテクスチャがはられるので、たとえばスーツを着た男性は後ろから見ても背中が開いていて、不自然です。この背中部分のテクスチャを手作業で修正して、より自然に見せる方法を解説します。


(1)まず、背中の部分のテクスチャを分離しましょう。

「骨組み/肉付けも変形」メニューを選択してください。 「肉付けも変形」を選択していると、肉付けの要素も選択できるようになります。
そして、ツールなどで背中部分を選択してください。選択したら「加工/高度な加工/この領域のテクスチャを分離」メニューを選択してください。


(2)次に、ツールで選択した領域をクリックします。分離された背中の部分のテクスチャがカラーパレット上に表示されます。続けて「ファイル/書き出し/カラーパレットのテクスチャ画像」メニューを選択してください。ファイル保存のダイアログが出てくるので、好きな名前でテクスチャ画像を保存してください。



(3)先ほど保存したテクスチャをお手持ちのペイントソフトなどで開いてください。下図はCLIP STUDIO PAINTで開いたものです。



(4)ペイントソフト上で、テクスチャが背中らしくなるように、シャツやネクタイの部分をジャケットの色で塗りつぶしてください。 塗りつぶしたら、ペイントソフト上で画像全体を選択し、「コピー」を選択してください。


(5)再び六角大王Superに戻り、「編集/選択解除」メニューを選択してから「編集/貼り付け」メニューを選択します。カラーパレット上に修正したテクスチャ画像が表示されます。
ツールで背中をクリックしてテクスチャを貼り付けます。テクスチャを貼るときにはりつけ位置を決めるダイアログが出ますが、「同じ位置」ではりつけてください。先ほどテクスチャを分離した部分に新しいテクスチャがはられます。


これでできあがりです。だいぶ自然な後ろ姿になりました。


 


同じようにして、顔表面に髪のかからない別のテクスチャを貼り直したりすると、より自然な表現ができます。
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