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レイヤーの変換【PRO/EX】

[レイヤー]パレットで選択した、レイヤーの種類を変換します。レイヤーの種類・表現色を変更したり、選択範囲の描画を画像素材レイヤーに変換したりできます。


 

[レイヤーのキーフレームを有効化]がオンに設定されているレイヤーの場合、トラック(レイヤー)に含まれるキーフレームが消去され、開始フレームから終了フレームまでのクリップが作成されます。

 

1[レイヤー]パレットで、種類を変換したいレイヤーを選択します。

500_menu_0509.jpg

 

2[レイヤー]メニュー→[レイヤーの変換]を選択します。

3[レイヤーの変換]ダイアログで、レイヤーを設定します。

500_menu_0510.jpg

 

変換後のレイヤーの[種類]・[表現色]・[合成手法]などを設定します。

[OK]をクリックします。


 

·ベクターレイヤーに変換する場合、[ベクター設定]をクリックすると、ベクターレイヤーに変換するときの設定を、詳細に行えます。詳細については、ベクターレイヤー変換設定ダイアログを参照してください。

·[レイヤーのキーフレームを有効化]がオンに設定されているレイヤーの場合、[レイヤーの変換]ダイアログの[タイムラインを維持]をオンにすると、キーフレームの設定が有効なまま、レイヤーを変換できます。詳しくはレイヤーの変換ダイアログを参照してください。

 

4ダイアログが閉じ、設定した内容にレイヤーの種類が変換されます。

複数のレイヤーを選択している場合は、1つのレイヤーに結合されます。

500_menu_0511.jpg

 

レイヤーの変換ダイアログ
500_menu_0512.jpg

 

種類

変換後のレイヤーの種類を設定します。


 

設定できるレイヤーの種類は、選択しているレイヤーによって変わります。

 

ラスターレイヤー

選択したレイヤーを、ラスターレイヤーに変換します。

ベクターレイヤー

選択したレイヤーを、ベクターレイヤーに変換します。


 

複数のレイヤーをベクターレイヤーに変換する場合は、下記のように変換されます。

·レイヤーマスクが含まれるレイヤーは、レイヤーマスクが適用されない状態で変換されます。

·[レイヤープロパティ]パレットの[効果]で、[トーン]・[フチ]を設定している場合は、これらの[効果]が適用されない状態で変換されます。

·[レイヤープロパティ]パレットでレイヤーカラーを設定していた場合は、変換後のベクター線の色が、レイヤーカラーで設定していた色に置き換わります。

 

 

カラーのブラシ先端で描画された[グレー]・[モノクロ]のベクターレイヤーを、[カラー]に変換した場合、表示される線の色は黒やグレーではなく、ブラシ先端に設定されている色が表示されます。

 

画像素材レイヤー

選択したレイヤーを、画像素材レイヤーに変換します。


 

選択範囲を作成してから変換した場合は、選択範囲内の描画のみレイヤーに変換されます。

 

ベクター画像素材レイヤー

選択したレイヤーを、ベクター画像を含む画像素材レイヤーに変換します。

ベクター画像素材レイヤーは、下記の特徴があります。

·1つのレイヤー内に、ラスター画像とベクター画像を混在できるレイヤーです。

·レイヤーに含まれるベクター画像は、拡大・縮小しても劣化しません。ただし、ベクター画像は再編集できません。

ベクター画像素材レイヤーは、選択したレイヤーにベクターレイヤーが含まれる場合に設定できます。ただし、ベクターレイヤーにレイヤーマスクが含まれる場合は、レイヤーマスクが適用されない状態で変換されます。


 

選択しているレイヤーによっては、変換前のレイヤーの重ね順で変換されない場合があります。詳細はベクター画像素材レイヤーの変換順序を参照してください。

 

 

選択範囲を作成してから変換した場合は、選択範囲内の描画のみレイヤーに変換されます。

 

コマ枠フォルダー

コマ枠フォルダーを選択時に、コマ枠フォルダーの表現色を変更できます。

フキダシレイヤー

フキダシレイヤーを選択時に、フキダシレイヤーの表現色を変更できます。

テキストレイヤー

テキストレイヤーを選択時に、テキストレイヤーの表現色を変更できます。

流線レイヤー

流線レイヤーを選択時に、流線レイヤーの表現色を変更できます。

集中線レイヤー

集中線レイヤーを選択時に、集中線レイヤーの表現色を変更できます。

名前

変換後のレイヤーの名称を設定します。

表現色

表現色を設定できます。[カラー]・[グレー]・[モノクロ]から選択できます。


 

Ver.1.2.1以前の表現色の[単色]は、[表現色]と[描画色]が下記の設定になります。

·表現色:グレー

·描画色:黒ボタンだけがオン

 

描画色

[グレー]・[モノクロ]の描画色を設定します。[黒]・[白]のボタンで、色を設定します。


 

[描画色]は、[表現色]がグレー・モノクロの場合に表示されます。

 

グレーの場合

[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。

黒ボタンだけがオン

描画色が、黒から透明の階調に設定されます。

白ボタンだけがオン

描画色が、白から透明の階調に設定されます。

黒ボタン・白ボタンがオン

描画色が、黒から白の階調に設定されます。

 

モノクロの場合

[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。

黒ボタンだけがオン

描画色が、黒・透明に設定されます。

白ボタンだけがオン

描画色が、白・透明に設定されます。

黒ボタン・白ボタンがオン

描画色が、黒・白・透明に設定されます。

 

 

表現色・描画色の詳細については、解説:表現色・描画色を参照してください。

 

合成手法

他のレイヤーとの合成方法を設定します。

元のレイヤーを残す

オンにすると、変換後に元のレイヤーを残せます。

タイムラインを維持

[レイヤーのキーフレームを有効化]がオンに設定されているレイヤーに対して、[タイムライン]パレットの設定内容を維持するかどうか、設定できます。

オンにすると、[タイムライン]パレットのトラック(レイヤー)に含まれる、キーフレームやクリップの設定を維持したまま、レイヤーを変換できます。

オフにすると、[タイムライン]パレットのトラック(レイヤー)に含まれる、キーフレームやクリップの設定が消去され、開始フレームから終了フレームまでのクリップが作成されます。変換後の形状は、[タイムライン]パレットで選択したフレームの表示状態が反映されます。


 

次の組み合わせで[レイヤーの変換]を実行すると、[タイムラインを維持]の設定がオフに固定されます。変換と同時に、[タイムライン]パレットのトラック(レイヤー)に含まれる、キーフレームやクリップの設定が消去されます。

·画像素材レイヤーやファイルオブジェクトレイヤーから、それ以外のレイヤーに変換。

·ベクター画像素材レイヤーから、それ以外のレイヤーに変換。

·画像素材レイヤーやベクター画像素材レイヤーに変換。ただし、画像素材レイヤー・ベクター画像素材レイヤー・ファイルオブジェクトレイヤーから変換する場合を除きます。

·アニメーションフォルダー内のレイヤーを、別のレイヤーに変換。

·レイヤーフォルダー・コマ枠フォルダーを変換。

·複数のレイヤーを選択して変換。

例外として、コマ枠フォルダーからコマ枠フォルダーに変換する場合は、[タイムラインを維持]がオンに固定されます。

 

ベクター設定

[種類]を[ベクターレイヤー]にした場合、クリックすると[ベクターレイヤー変換設定]ダイアログが開きます。ダイアログで、ベクターレイヤーに変換するときの設定を、詳細に行えます。[ベクターレイヤー変換設定]ダイアログの詳細については、ベクターレイヤー変換設定ダイアログを参照してください。

ベクターレイヤー変換設定ダイアログ

 

500_menu_0808.jpg

 

最大線幅

変換後のベクター線の、最大線幅を設定します。

指定値より太い元画像の線は、ベタ塗りと認識され、周囲だけのベクター線が作成されます。


 

[最大線幅]の単位は、[環境設定]ダイアログで変更できます。詳細は『ファイルメニュー』→『環境設定【Windows】』→定規・単位を参照してください。

 

補正

変換後の制御点の多さを設定します。

数値が大きいほど、変換後の制御点の数が少なくなり、ベクター線が単純化します。

すべて黒で出力

オンにすると、変換後のベクター線が黒色になります。

オフにすると、元画像のRGB値ごとにベクター線が作成されます。


 

[すべて黒で出力]がオフの場合、元画像の色数が16色を超えるときは、ベクターレイヤーに変換できません。

 

白も変換

オフにすると、RGB値がすべて255のピクセルは、ベクター線に変換されません。

アンチエイリアス

変換後のベクター線の、アンチエイリアスの強さを設定できます。[なし]・[弱]・[中]・[強]から選択できます。

濃度の閾値

ベクター線に変換するピクセルの、不透明度の境界値を設定します。

設定した数値より大きい不透明度のピクセルが、ベクター線に変換されます。


 

[すべて黒で出力]がオンで、[白も変換]がオフの場合、不透明度と輝度の両方が[濃度の閾値]の数値よりも大きいピクセルが、ベクター線に変換されます。

 

 

ベクター画像素材レイヤーの変換順序

ベクター画像素材レイヤーの変換順序は、ベクターレイヤー以外のレイヤーを1枚にまとめたあと、その上にベクターレイヤーが重ねられます。このため、下記のようなベクターレイヤーの上に、ラスターレイヤーなどが重なっている場合は、変換後にレイヤーの重ね順が変わります。

500_menu_0513.jpg

 

 

 

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