Next Topic
Previous Topic
Previous Topic
Next Topic

 

レイヤーのLT変換 【EX】 

選択したレイヤーを、輪郭線(線画)とトーンに分割し、それぞれ別のレイヤーに変換できます。

500_menu_0817.jpg 

 

[レイヤーのLT変換]は、下記のレイヤーで行えます。


[レイヤーのLT変換]ができるレイヤー

ラスターレイヤー

ベクターレイヤー

フキダシレイヤー

テキストレイヤー

画像素材レイヤー

3Dレイヤー

集中線レイヤー

流線レイヤー

 

 

[レイヤーのキーフレームを有効化]がオンに設定されているレイヤーの場合、[タイムライン]パレットで選択中のフレームの表示状態に対して、[レイヤーのLT変換]が実行されます。変換後は、トラック(レイヤー)に含まれるキーフレームが消去され、開始フレームから終了フレームまでのクリップが作成されます。

 

 

[レイヤープロパティ]パレット→[ライン抽出]→[レイヤーのLT変換を実行]からも、レイヤーのLT変換を行えます。[レイヤープロパティ]パレットから実行する方法については、ライン抽出【EX】を参照してください。

 

1輪郭線とトーンに分割し、変換したいレイヤーを選択します。

500_menu_0818.jpg

 

 

·3Dレイヤーを選択している場合は、変換を行う前に、3D素材の配置やカメラの角度などを設定してください。設定方法については、解説:3D素材を参照してください。

·ComicStudio用の3D素材など、テクスチャのないLWO形式の素材を変換する場合は、[ツールプロパティ]パレットで、[光源]をオンにしてください。

 

2[レイヤー]メニュー→[レイヤーのLT変換]を選択します。

3[レイヤーのLT変換]ダイアログで、輪郭線とトーンの設定を行い、変換します。

500_menu_0819.jpg

 

輪郭線の抽出方法、輪郭線を出力するレイヤー、輪郭線の奥行きなどを設定します。

テクスチャの線画の抽出方法を選択します。

トーンの階調や種類を設定します。

[OK]をクリックします。


 

·[プレビュー]をオンにすると、設定内容が[キャンバス]ウィンドウにプレビュー表示されます。
ただし、トーンの[種類]・[線数]・[角度]などはプレビューに反映されません。

·[プレビュー]をオンにすると、動作が重くなる場合があります。[ESC]キーを長押しすると、プレビューを中断できます。

·[レイヤーのLT変換]ダイアログは、3Dレイヤーと、それ以外のレイヤーで、設定項目が異なります。

·[レイヤーのLT変換]ダイアログの各項目については、レイヤーのLT変換ダイアログ(3Dレイヤー)レイヤーのLT変換ダイアログ(3Dレイヤーを除く)を参照してください。

 

4レイヤーのLT変換が完了し、レイヤーフォルダーが作成されます。

レイヤーフォルダー内に、輪郭線とトーンに分割されたレイヤーが格納されます。元のレイヤーは、非表示状態で残ります。

500_menu_0820.jpg

 

 

·トーンのレイヤーは、[レイヤーのLT変換]ダイアログの[階調化]で設定した階調の数だけ作成されます。

·3Dレイヤーから変換した場合、輪郭線のレイヤーが2種類作成されます。3D素材の形状から抽出された輪郭線と、テクスチャから抽出された輪郭線の2種類です。

 

レイヤーのLT変換ダイアログ(3Dレイヤー)

3Dレイヤーを選択している場合は、次の項目を設定できます。


 

3Dレイヤー以外を選択している場合は、レイヤーのLT変換ダイアログ(3Dレイヤーを除く)を参照してください。

 

500_menu_0826.jpg

 

A.ライン抽出

3Dレイヤーから、輪郭線を抽出するための設定を行います。

500_menu_0827.jpg

 

出力レイヤー

輪郭線として出力する、レイヤーの種類を選択します。ラスターレイヤーとベクターレイヤーから選択できます。

線幅

輪郭線の線幅を設定できます。

検出精度

輪郭線の検出精度を設定できます。

シーンの大きさで精度を調整

オンにすると、3D素材の大きさに応じて、輪郭線の検出精度を自動的に調整できます。


 

Ver.1.5互換の3Dレイヤーを選択している場合、[シーンの大きさで精度を調整]は設定できません。

 

外枠線強調度

輪郭線の外枠の線を強調する効果の強さを設定できます。

B.奥行き

オンにすると、輪郭線に奥行きの効果を付けられます。[エッジ検出処理]で[エッジ検出処理2]を選択している場合、[奥行き]の設定はできません。

500_menu_0828.jpg 

 

線幅

グラフを操作して調整します。[手前]と[奥]の上限と下限の差が大きいほど、奥行きの強調された線になります。


 

グラフ内の制御点を編集すると、より細かく線幅を設定できます。グラフの編集方法は下記の通りです。

·制御点をドラッグすると、位置を変更できます。

·グラフ上をクリックすると、制御点を追加できます。

·制御点をグラフの外にドラッグすると、制御点を削除できます。

 

リセット

[奥行き]の設定を初期状態に戻します。

外枠線のみ適用

オンにすると、一番外側の線のみに、[奥行き]の設定を適用します。

C.スムース

オンにすると、3Dレイヤーの輪郭にスムージングをかけます。[レベル]の数値が大きいほど、輪郭線を滑らかに変換します。


 

スムースの[レベル]の値を大きくすると、トーンや3D素材のテクスチャから抽出した線と、輪郭線の間に、隙間が空く場合があります。

 

D.テクスチャのライン抽出

オンにすると、3Dレイヤーのテクスチャを変換対象に含めます。


 

[レイヤープロパティ]パレットで[ライン抽出]をオンにしている場合は、[テクスチャのライン抽出]の、[階調化してから抽出]・[黒ベタ閾値]・[ライン幅調整]・[エッジ検出方法]の各項目に、[ライン抽出]の設定内容を引き継げます。

 

E.階調化してから検出

オンにすると、テクスチャから輪郭線を抽出する前に、テクスチャを階調化します。[階調化のコントロール]で階調を調整できます。

階調化のコントロール

輪郭線として抽出するグレー濃度の階調を調整します。

500_menu_0829.jpg

 

濃度

グレー濃度の値を表示します。クリックすると、数値を直接入力して変更できます。

プレビュー

階調化のプレビューが表示されます。

ノード

グレー濃度の階調を調整するためのコントローラーです。左右にドラッグすると、濃度を反映する階調の範囲を調整できます。[階調化のコントロール]の外にドラッグすると、ノードを削除できます。何もないところをクリックすると、ノードを追加できます。

F.黒ベタ閾値

黒で塗りつぶされる範囲を設定できます。スライダーで閾値を設定できます。

G.ライン幅調整

スライダーで、テクスチャの輪郭線の幅を調整します。

H.エッジ検出処理

テクスチャから輪郭線を抽出する方法を選択できます。選択した項目に応じて、設定内容が異なります。

エッジ検出処理1

[エッジ閾値]と[検出方向]で、輪郭線を抽出する設定を行えます。

エッジ検出処理2

[エッジの高さ]と[変化量勾配閾値]で、輪郭線を抽出する設定を行えます。

より、繊細な表現が必要な場合に適しています。

 

500_menu_0830.jpg

 

エッジ閾値

輪郭線として抽出するグレー濃度の閾値を設定します。値が小さいほど、線画としてとらえる部分が広くなり、検出される線が多くなります。

検出方向

輪郭線を検出する方向を指定します。オフにした方向は、輪郭線の検出が弱くなります。

エッジの高さ閾値

輪郭線として検出するエッジの高さを調整でき、数値が小さくなるほど、エッジが甘くなり、薄い変化を輪郭線として抽出します。

変化量勾配閾値

輪郭線の太さの変化量について、検出された線画の連続性を調整します。数値が大きいと短い線ができやすくなります。

I.トーンワーク

オンにすると、トーンの設定を行えます。


 

[レイヤープロパティ]パレットで[トーン]をオンにしている場合は、[トーン]の設定内容を引き継げます。

 

J.階調化

オンにすると、[階調化のコントロール]でトーンの濃度を調整できます。

階調化のコントロール

トーンの濃度を調整します。

500_menu_0831.jpg

 

濃度

トーンの濃度の値を表示します。クリックすると、数値を直接入力して変更できます。

プレビュー

階調化のプレビューが表示されます。

ノード

トーンの濃度の階調を、調整するためのコントローラーです。

·左右にドラッグすると、トーン濃度を反映する階調の範囲を調整できます。

·[階調化のコントロール]の外にドラッグすると、ノードを削除できます。

·何もないところをクリックすると、ノードを追加できます。

K.種類

トーンの種類を選択し、選択したトーンの設定を行います。トーンの種類によって、設定内容が異なります。

500_menu_0832.jpg

 

 

[種類]で設定する項目は、キャンバス上にプレビュー表示できません。

 

種類

トーンの形を選択できます。選択できる項目は、[円]・[四角]・[菱形]・[線]・[クロス]・[楕円]・[ノイズ]・[こんぺいとう]・[アスタリスク]・[星]・[にんじん]・[さくら(丸)]・[さくら(中)]・[さくら(細)]・[はな(丸)]・[はな(中)]・[はな(細)]・[クローバー(丸)]・[クローバー(細)]・[手裏剣]・[ダイヤモンド]・[ハート]・[クラブ]・[スペード]です。

線数

トーン(網点)の線数を設定します。

角度

トーンの角度を設定します。

サイズ

ノイズのサイズを設定します。[種類]で[ノイズ]を選択した場合、設定できます。

係数

ノイズの係数を設定します。[種類]で[ノイズ]を選択した場合、設定できます。

L.プレビュー

オンにすると、[レイヤーのLT変換]ダイアログで設定した内容が、キャンバスにプレビュー表示されます。


 

·[種類]で設定する項目は、キャンバス上にプレビュー表示できません。

·[プレビュー]をオンにすると、動作が重くなる場合があります。[ESC]キーを長押しすると、プレビュー表示を中断できます。

 

レイヤーのLT変換ダイアログ(3Dレイヤーを除く)

3Dレイヤー以外を選択している場合は、次の項目を設定できます。


 

·3Dレイヤーを選択している場合は、レイヤーのLT変換ダイアログ(3Dレイヤー)を参照してください。

·[レイヤープロパティ]パレットの[ライン抽出]をオンにしている場合は、[レイヤープロパティ]パレットの[ライン抽出]の設定内容を、[階調化してから抽出]・[黒ベタ閾値]・[ライン幅調整]・[エッジ検出方法]の各項目に引き継げます。

 

500_menu_0821.jpg

 

A.階調化してから抽出

オンにすると、輪郭線を抽出する前に、元のレイヤーを階調化します。[階調化のコントロール]で階調を調整できます。

階調化のコントロール

輪郭線として抽出するグレー濃度の階調を調整します。

500_menu_0822.jpg

 

濃度

グレー濃度の値を表示します。クリックすると、数値を直接入力して変更できます。

プレビュー

階調化のプレビューが表示されます。

ノード

グレー濃度の階調を調整するためのコントローラーです。

·左右にドラッグすると、濃度を反映する階調の範囲を調整できます。

·[階調化のコントロール]の外にドラッグすると、ノードを削除できます。

·何もないところをクリックすると、ノードを追加できます。

B.黒ベタ閾値

黒で塗りつぶされる範囲を設定できます。スライダーで閾値を設定できます。

C.ライン幅調整

スライダーで、輪郭線の幅を調整します。

D.エッジ検出方法

輪郭線を検出する方法を選択できます。選択した項目に応じて、設定内容が異なります。

エッジ検出処理1

[エッジ閾値]と[検出方向]で、輪郭線を抽出する設定を行えます。

エッジ検出処理2

[エッジの高さ]と[変化量勾配閾値]で、輪郭線を抽出する設定を行えます。

より、繊細な表現が必要な場合に適しています。

 

500_menu_0823.jpg

 

エッジ閾値

輪郭線として抽出するグレー濃度の閾値を設定します。値が小さいほど、輪郭線としてとらえる部分が広くなり、検出される線が多くなります。

検出方向

輪郭線を検出する方向を指定します。オフにした方向は、輪郭線の検出が弱くなります。

エッジの高さ閾値

輪郭線として検出するエッジの高さを調整でき、数値が小さくなるほど、エッジが甘くなり、薄い変化を線として検出します。

変化量勾配閾値

輪郭線の太さの変化量について、検出された輪郭線の連続性を調整します。数値が大きいと短い線ができやすくなります。

E.トーンワーク

オンにすると、トーンの設定を行えます。


 

·[レイヤープロパティ]パレットで[トーン]をオンにしている場合は、[トーン]の設定内容を引き継げます。

 

F.階調化

オンにすると、[階調化のコントロール]でトーンの濃度を調整できます。

階調化のコントロール

トーンの濃度を調整します。

500_menu_0824.jpg

 

濃度

トーンの濃度の値を表示します。クリックすると、数値を直接入力して変更できます。

プレビュー

階調化のプレビューが表示されます。

ノード

トーンの濃度の階調を、調整するためのコントローラーです。

·左右にドラッグすると、トーン濃度を反映する階調の範囲を調整できます。

·[階調化のコントロール]の外にドラッグすると、ノードを削除できます。

·何もないところをクリックすると、ノードを追加できます。

G.種類

トーンの種類を選択し、選択したトーンの設定を行います。トーンの種類によって、設定内容が異なります。

500_menu_0825.jpg

 

 

[種類]で設定する項目は、キャンバス上にプレビュー表示できません。

 

種類

トーンの形を選択できます。選択できる項目は、[円]・[四角]・[菱形]・[線]・[クロス]・[楕円]・[ノイズ]・[こんぺいとう]・[アスタリスク]・[星]・[にんじん]・[さくら(丸)]・[さくら(中)]・[さくら(細)]・[はな(丸)]・[はな(中)]・[はな(細)]・[クローバー(丸)]・[クローバー(細)]・[手裏剣]・[ダイヤモンド]・[ハート]・[クラブ]・[スペード]です。

線数

トーン(網点)の線数を設定します。

角度

トーンの角度を設定します。

サイズ

ノイズのサイズを設定します。[種類]で[ノイズ]を選択した場合、設定できます。

係数

ノイズの係数を設定します。[種類]で[ノイズ]を選択した場合、設定できます。

H.プレビュー

オンにすると、[レイヤーのLT変換]ダイアログで設定した内容が、キャンバスにプレビュー表示されます。


 

·[種類]で設定する項目は、キャンバス上にプレビュー表示できません。

·[プレビュー]をオンにすると、動作が重くなる場合があります。[ESC]キーを長押しすると、プレビュー表示を中断できます。

 

 

 

Previous Topic
Next Topic
 

目次

-検索-

戻る