CLIP STUDIO PAINT リファレンスガイド - 共同作業データを準備

共同作業を行いたいページ管理ファイルを開き、ネットワークサーバーや共有フォルダーなどに共同作業データをアップロードします。また、共同作業データの運用方法を指定できます。

[共同作業データを準備]を実行して、共同作業データをアップロードしたユーザーは、「管理者」に設定されます。

·共同作業データのアップロード後、[共同作業データを準備]ダイアログで設定した内容は変更できません。

·ファイルオブジェクトレイヤーを含む作品の場合、ファイルオブジェクトレイヤーの参照先のファイルは、共同作業データに含まれません。ほかのユーザーがファイルオブジェクトレイヤーを編集するには、編集するユーザーがアクセスできる場所に、参照先のファイルを用意する必要があります。

1共同作業を行いたいページ管理ファイルを開きます。

2[ページ管理]メニュー→[共同作業]→[共同作業データを準備]を選択します。

3[共同作業データを準備]ダイアログで、共同作業データの場所と、運用方法を設定し、アップロードを行います。

①[共同作業データを作成する場所]で、共同作業データに作成する場所を指定します。

②[共同作業フォルダー名]に、共同作業データのフォルダー名を入力します。

③[ユーザー名]に、ユーザー名を入力します。

④共同作業データの運用方法を設定します。

⑤[コメント]に、コメントを入力します。

⑥[OK]をクリックします。

[共同作業データを準備]ダイアログの各項目については、『共同作業データを準備ダイアログ』を参照してください。

4[共同作業データを準備]ダイアログが閉じ、共同作業データがアップロードされます。

表示中のページ管理ファイルは、作業フォルダーとして、引き続き編集を行えます。

macOSのファイル共有機能で共有設定を行ったフォルダーに、共同作業データを作成した場合、macOS上で、共同作業を行うユーザーのアクセス権を設定する必要があります。

共同作業機能をお使いになるには、すべてのユーザーのアクセス権を[読み/書き]に設定し、[歯車]のアイコンから[内包している項目を適用]を選択します。

macOSのファイル共有機能の設定方法の詳細は、お使いのmacOSのヘルプを参照してください。

ほかのユーザーと共同作業を行うための、共同作業データを作成する場所を指定します。

例：WindowsやmacOSで共有フォルダーに設定した場所。

共有フォルダーの設定方法については、お使いのコンピューターのヘルプを参照してください。

共同作業を行うためのデータを保存するフォルダー名を入力します。

[共同作業データを準備]を実行する、ユーザーの名前を入力します。

ここで設定した[ユーザー名]は、担当者の指定や解除を行う場合に使用します。共同作業を行う前に、ほかのユーザーに、[ユーザー名]を通知するようにしてください。

オンにすると、担当者に指定されたページだけを開けるようにします。共同作業データの[管理者]でも、担当者に指定されていない場合は、ページを開けません。

担当者の指定方法については、[作業の担当者を設定]で行います。詳しくは、『作業の担当者を設定』を参照してください。

オンにすると、担当者が指定されていないページを開こうとすると、警告のメッセージが表示されます。

[指定されたファイルしか開けない]がオンの場合は、設定できません。

オンにすると、共同作業データを上書きできないようにします。

[利用者]が[共同作業データに変更を反映]を行うと、共同作業フォルダー内に新規フォルダーが作成され、そこに編集したページがコピーされます。

[利用者]の編集内容を、共同作業データに反映するには、[管理者]の作業が必要です。[管理者]が[作業フォルダーを更新]を行うと、[利用者]が編集したページが競合ファイルとして読み込まれます。[管理者]は、[競合を解消]を実行し、[利用者]の編集した内容が共同作業データに反映されるよう設定します。

また、[管理者]だけが、担当者の指定や解除を行えるようになります。

共同作業データの作成先に、インターネットのファイル共有サービスを使用する場合、[共同作業データに上書きしない]をオンにしてください。

ファイル共有サービスに共同作業データを作成した場合、編集内容を反映するまでに時間がかかることがあります。そのため、[共同作業データに上書きしない]をオフにすると、共同作業データを正しく運用できない場合があります。

共同作業データにコメントを入力します。