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キーフレームを設定する

[タイムライン]パレットの各トラックに、キーフレームを追加できます。

·2Dカメラフォルダートラック

·アニメーションフォルダー・レイヤー

·レイヤーマスク

·オーディオトラック


 

キーフレームを追加するには、[レイヤーのキーフレームを有効化]をオンにしてください。

 

2Dカメラフォルダートラック

2Dカメラフォルダーは、アニメーションフォルダーやレイヤーの画像を変形せずに、アニメーションにカメラワークを付けられます。


 

·2Dカメラフォルダーは、キーフレーム間の軌道を軌跡として表示でき、アニメーション制作におけるカメラ指示として活用できます。つねに軌跡を表示する方法については、軌跡を表示を参照してください。

·2Dカメラフォルダートラックのトラックラベルは、アニメーション制作で使用されるカメラ指示をリストから追加できます。このカメラ指示は、東映アニメーション デジタルタイムシート向けに出力できます。カメラ指示の追加方法については、2Dカメラフォルダートラックのトラックラベルを参照してください。東映アニメーション デジタルタイムシート向けに出力する方法については、東映アニメーション デジタルタイムシートにタイムシート情報を適用【EX】【Windows/iPad】を参照してください。

 

2Dカメラフォルダートラックに、キーフレームを追加する場合は、次の設定を登録できます。

·変形(位置・拡大率・回転・回転中心)

·不透明度

·キーフレーム補間

ここでは、2Dカメラフォルダートラックを作成して、レイヤーにキーフレームを追加していきます。次のように、キャラクターに合わせて動く、背景のカメラワークを例に説明します。

579_timeline_plt_0122.jpg

 

1コマンドを選択する

[アニメーション]メニュー→[アニメーション用新規レイヤー]→[2Dカメラフォルダー]を選択します。

[レイヤー]パレットと[タイムライン]パレットに、2Dカメラフォルダーが作成されます。

579_timeline_plt_0073.jpg

 

2フォルダーにレイヤーを格納する

[レイヤー]パレットで、カメラワークを付けたいアニメーションフォルダーやレイヤーを、2Dカメラフォルダーに格納します。

579_timeline_plt_0074.jpg

 

 

[タイムライン]パレットでも、アニメーションフォルダーやレイヤーを2Dカメラフォルダーに格納できます。

アニメーションフォルダー内に、2Dカメラフォルダーを格納できません。

 

3ツールを選択する

[ツール]パレットで[操作]ツールを選択します。

4サブツールを選択する

[サブツール]パレットを開き、[オブジェクト]を選択します。

5フレームを選択する

[タイムライン]パレットから、カメラワークを付けたいフレームを選択します。

579_timeline_plt_0075.jpg

 

6キーフレーム補間を設定する

[タイムライン]パレットの[キーフレーム補間]から、補間方法を選択します。

579_timeline_plt_0076.jpg

 

 

·[キーフレーム補間]の各種項目については、ファンクションカーブ編集モードの場合を参照してください。

·キーフレームを追加したあとに、[キーフレーム補間]の設定を変更する場合は、キーフレーム補間を変更するを参照してください。

 

7カメラワークをつける

[オブジェクト]ツールで2Dカメラフォルダートラックを選択すると、キャンバス上に長方形の枠が表示されます。

[ツールプロパティ]パレット、またはハンドルを操作して、カメラワークを作成します。

579_timeline_plt_0077.jpg

 

ハンドルをドラッグすると、画像を拡大・縮小できます。

回転コントローラーをドラッグすると、画像の角度を変更できます。

ガイド線をドラッグすると、画像の位置を変更できます。

[ツールプロパティ]パレットに、数値を入力し、細かい調整を行います。このほか、[レイヤー不透明度]も設定できます。


 

·長方形の枠が、カメラのファインダーに相当します。通常は、長方形の枠が、動画などに書き出す場合の出力範囲になります。たとえば、長方形の枠をを右に動かすと、動画などに書き出したときに、画像は左に動きます。

·[ツールプロパティ]パレットの[表示方法]を[範囲内の画像を表示]に設定している場合は、キャンバス上で2Dカメラがレンダリングされた状態になり、枠が表示されません。枠を使用して編集したい場合は、[表示方法]を[範囲を枠で表示]に設定してください。

·PRO/EXでアニメーション用のフレームを表示している場合は、基準フレームに合わせて、変形するための枠が表示されます。

·[ツールプロパティ]パレットの設定項目については、『CLIP STUDIO PAINTツール設定ガイド』を参照してください。

 

8キーフレームが追加される

2Dカメラフォルダートラックの設定を変更すると同時に、[タイムライン]パレットにキーフレームが追加され、設定が登録されます。

579_timeline_plt_0078.jpg

 

9キーフレームを追加する

背景に動きを付けるために、次のキーフレームを追加します。

579_timeline_plt_0123.jpg

 

動きを付けたいフレームを選択します。

2Dカメラフォルダートラックの[詳細]をクリックします。

2Dカメラフォルダートラックの変形エリアを選択します。

[キーフレームを追加]をクリックします。

変形エリアにキーフレームが追加されます。


 

·トラック名の左側にあるアイコンをクリックして、詳細な設定を表示し、特定の項目を選択すると、選択した項目だけにキーフレームを追加できます。たとえば、[位置]をクリックした場合、[位置]だけに[◆]が表示されます。[変形]には、一部の項目だけが設定されている[◇]が表示されます。

·特定の項目だけにキーフレームを設定した場合、キャンバス上で異なる項目を設定すると、設定した項目にもキーフレームが追加されます。たとえば、[位置]だけに[◆]が設定されているキーフレームに対して、カメラフレームを回転すると、[回転]にも[◆]のキーフレームが追加されます。

 

10カメラワークをつける

手順9で作成したキーフレームが選択状態になっていることを確認します。

[ツールプロパティ]パレット、またはカメラフレームのハンドルを操作して、カメラワークを作成します。

選択中のキーフレームに、カメラワークが記録されます。

579_timeline_plt_0124.jpg

 

引き続き、キーフレームを作成し、カメラワークをつけていきます。

579_timeline_plt_0126.jpg

 

579_timeline_plt_0125.jpg 

 

 

·キーフレームの編集方法については、キーフレームを編集するを参照してください。

·再生するときに、2Dカメラの設定を反映したい場合は、[アニメーション]メニュー→[再生設定]→[2Dカメラをレンダリングする]をオンにしてください。

 

アニメーションフォルダー・レイヤー

アニメーションフォルダーや通常のレイヤーのトラックにキーフレームを追加する場合は、次の設定を登録できます。

·変形(位置・拡大率・回転・回転中心)

·不透明度

·キーフレーム補間

ここでは、[タイムライン]パレットにキーフレームを追加する方法について説明します。


 

レイヤーマスクが設定されているトラックの場合は、レイヤーマスクの値も変更できます。変更方法については、レイヤーマスクを参照してください。

 

1ツールを選択する

[ツール]パレットで[操作]ツールを選択します。

2サブツールを選択する

[サブツール]パレットを開き、[オブジェクト]を選択します。

3フレームを選択する

[タイムライン]パレットから、キーフレームを設定したいフレームを選択します。

579_timeline_plt_0067.jpg

 

4キーフレーム補間を設定する

[タイムライン]パレットの[キーフレーム補間]から、補間方法を選択します。

579_timeline_plt_0068.jpg

 

 

·[キーフレーム補間]の各種項目については、ファンクションカーブ編集モードの場合を参照してください。

·キーフレームを追加したあとに、[キーフレーム補間]の設定を変更する場合は、キーフレーム補間を変更するを参照してください。

 

5画像の変形や不透明度を設定する

キャンバス上に変形するための枠が表示されます。[ツールプロパティ]パレット、またはハンドルを操作して、画像を変形します。

579_timeline_plt_0069.jpg

 

ハンドルをドラッグすると、画像を拡大・縮小できます。

回転コントローラーをドラッグすると、画像の角度を変更できます。

ガイド線をドラッグすると、画像の位置を変更できます。

[ツールプロパティ]パレットに、数値を入力し、細かい調整を行います。このほか、[レイヤー不透明度]も設定できます。


 

·PRO/EXでアニメーション用のフレームを表示している場合は、基本フレームに合わせて、変形するための枠が表示されます。

·[レイヤー不透明度]は、[レイヤー]パレットでも設定できます。

·[ツールプロパティ]パレットの設定項目については、『CLIP STUDIO PAINTツール設定ガイド』を参照してください。

 

6キーフレームが追加される

画像の設定を変更すると同時に、[タイムライン]パレットにキーフレームが追加され、設定が登録されます。

579_timeline_plt_0070.jpg

 

レイヤーマスク

レイヤーマスクが設定されているトラックの場合は、レイヤーマスクだけを変形できます。マスクにキーフレームを追加する場合は、次の設定を登録できます。

·マスク変形(位置・拡大率・回転)

·キーフレーム補間

ここでは、レイヤーマスクにキーフレームを設定できるようにするまでの手順を説明します。

1ツールを選択する

[ツール]パレットで[操作]ツールを選択します。

2サブツールを選択する

[サブツール]パレットを開き、[オブジェクト]を選択します。

3マスクの設定を表示する

[タイムライン]パレットの[詳細]をクリックします。

579_timeline_plt_0071.jpg

 

4マスクを選択する

トラック名が展開されたら、[マスク]をクリックします。

579_timeline_plt_0072.jpg

 

これで、マスクにキーフレームを追加できるようになります。これ以降の手順は、アニメーションフォルダー・レイヤーと同様です。

オーディオトラック

オーディオトラックでは、音量の設定とキーフレーム補間の設定をキーフレームに登録できます。

オーディオトラックにキーフレームを追加する方法について説明します。

1ツールを選択する

[ツール]パレットで[操作]ツールを選択します。

2サブツールを選択する

[サブツール]パレットを開き、[オブジェクト]を選択します。

3フレームを選択する

[タイムライン]パレットから、キーフレームを設定したいフレームを選択します。

579_timeline_plt_0079.jpg

 

4キーフレーム補間を設定する

[タイムライン]パレットの[キーフレーム補間]から、補間方法を選択します。

579_timeline_plt_0080.jpg

 

 

·[キーフレーム補間]の各種項目については、ファンクションカーブ編集モードの場合を参照してください。

·キーフレームを追加したあとに、[キーフレーム補間]の設定を変更する場合は、キーフレーム補間を変更するを参照してください。

 

5音量を調整する

[ツールプロパティ]パレットで[音量]を設定します。

579_timeline_plt_0081.jpg

 

 

[ツールプロパティ]パレットの[開始時刻]を設定すると、オーディオファイルを再生開始する時刻を設定します。曲の途中から再生をしたいときに使用できます。

[開始時刻]を変更した場合、選択中のオーディオクリップ全体に適用されます。[タイムライン]パレットに、キーフレームは追加されません。

 

6キーフレームが追加される

設定と同時に、[タイムライン]パレットにキーフレームが追加されます。

579_timeline_plt_0083.jpg

 

 

 

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