CLIP STUDIO PAINT Ver.1.9.2アップデータ公開のお知らせ(更新)
7月17日に公開したCLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT Ver.1.9.1/1.9.2アップデータ(Windows版/macOS版）において、テキストレイヤーやフキダシレイヤーにフォントサイズが「0」のテキストがある場合、テキストの編集や出力などの操作を行うと、動作が不安定になる問題の他、計5件の不具合がありました。
各現象について修正したCLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT Ver.1.9.3アップデータ(Windows版/macOS版/iPad版）を公開しました。
7月17日に公開したCLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT Ver.1.9.1アップデータ(Windows版）において、メインモニタ以外で最大化して終了した場合、前回起動したウィンドウ位置が記憶されない問題がありました。本現象については、Ver.1.9.2にて修正対応を行っております。
先ほど公開したCLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT Ver.1.9.1アップデータ(Windows版/macOS版）において、不具合があり、アップデート後、初回起動時に作品データを開く際、途中で停止してしまう場合があります。以下の方法で回避をお願いいたします。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
すでにソフトを起動して利用できている方、およびiPad版の方は問題の影響はありません。
また、初回起動に[イントロダクション]を表示しないよう動作の変更を行ったアップデートVer.1.9.2を公開しました。
7月10日にお知らせしました、CLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT Ver.1.9.1アップデータ(Windows版/macOS版/iPad版)を7月17日に公開しました。CLIP STUDIOもあわせて、Ver.1.9.1にアップデートいたしました。
※iPad版は審査が完了し次第、AppStoreにてご利用いただけるようになります。
CLIP STUDIO PAINT の主な更新内容
Ver.1.9.1では下記の更新をいたしました。すべての更新内容はリリースノートをご覧ください。
テキストの変形機能を追加【EX/PRO/DEBUT】
- ○テキスト全体の回転、縦・横方向の傾き、上下・左右反転の操作が行えます。
- ○[テキスト]ツールなどの[ツールプロパティ]に[縦横比固定]を追加。
ハンドル操作でテキストの縦横比を変更できます。これをオンにするとVer.1.9.0以前のバージョンと同様にテキストの縦横比を維持したサイズ変更ができます。
変形機能の操作性が向上【EX/PRO/DEBUT】
- ○[編集]メニュー内の[変形]に、[拡大・縮小]・[回転]・[ゆがみ]・[平行ゆがみ]・[遠近ゆがみ]を追加。修飾キーなどを使用せずに、ハンドルの動きを制御した変形操作を行えます。
※ComicStudioにあったトーン柄をゆがませる機能は、作家の方からのご意見やご感想を反映し、継続して開発を行っています。
遠近ゆがみ
平行ゆがみ
- ○画像素材レイヤーやテキストレイヤーなどをラスターレイヤーやベクターレイヤーと同じように変形できます。
複数の異なるレイヤーや定規を選択して、[編集]メニュー→[変形]より一度に変形することもできます。
※使用できる変形の種類はレイヤーの種類によって異なります。
▶
▶
画像とテキストをいっしょに回転する例
- ○[編集]メニュー→[変形]の各コマンドを実行中に、変形方法を変更できます。
- ○自由変形の操作中に、[ツールプロパティ]を使用した拡大・縮小・回転を行えます。
先行プレビュー機能※1として、スマートスムージング機能を追加【EX/PRO/DEBUT】
AI（ディープラーニング）技術により、画像解像度の変更や、画像の拡大などで発生したジャギーを目立たないように変換できます。
講談社への入稿に使用できる公認プリセットを追加【PRO/EX】
[新規]ダイアログ→[すべてのコミック設定を表示]の[プリセット]に、講談社向けのプリセットを追加。字切れ想定線を設定し、さまざまな商用の判型に対応できる用紙設定です。
素材パレットの素材管理を強化【EX/PRO/DEBUT】
- ○[素材]パレットにお気に入り機能を追加。
素材を[お気に入り]に登録すると、ツリー表示の[お気に入り]フォルダーに表示でき、使いたい素材をさがす手間が省けます。 - ○素材をタイトル順に整列できます。[降順]と[昇順]の並べ替えも行えます。
起動時にイントロダクションを表示【EX/PRO/DEBUT】
【Win/mac】新規インストール時と、アップデート時に、イントロダクションが表示されます。一度表示されたあとは、次回のアップデートまで表示されません。イントロダクションは[ヘルプ]メニューから、再度表示することができます。
その他の改善点・変更点
その他、ご指摘いただいていたいくつかの機能改善や仕様変更、不具合を修正。
- ○タイムラインの任意の位置でフレームの挿入や削除ができる、[フレームを挿入]と[フレームを削除]を追加。
- ○選択したレイヤーフォルダーを解除できる、[レイヤーフォルダーを解除]を追加。
- ○[フキダシ]ツールに、[角丸フキダシ]サブツールを追加。
- ○セルシスからのお知らせを表示する方法が、WebブラウザからCLIP STUDIOに変更。
- ○【mac】KDP用の電子書籍データの出力機能の提供を終了。【EX】※2
- ○【mac/iPad】入力したテキストを確定する前に、すべての文字を消去すると、[ツールプロパティ]の[行間]が「0」になる問題を修正。
- ○【iPad】[環境設定]ダイアログの[パフォーマンス]に、[アプリケーションへの割り当て]を追加。[アプリケーションへの割り当て]の値を小さくすると、メモリ不足による強制終了を防げます。
- ○【iPad】すべての文字を消去すると、[ツールプロパティ]の[行間]が「0」になる問題を修正。【EX/PRO】
CLIP STUDIOの主な更新内容
Ver.1.9.1では下記の更新を予定しております。すべての更新内容はリリースノートをご覧ください。
クラウドの素材管理機能を追加
[素材管理]に、[この端末]と[クラウド]を切り替えるタブを追加。端末内の素材のほか、クラウド上の自作素材も管理できます。
【iPad】iPadからCLIP STUDIO ASSETSに素材を投稿可能に
素材の管理機能が追加され、CLIP STUDIO ASSETSに素材を投稿できます。
サービスメニューに「マンガ賞に応募」（マンナビ）を追加
サービスメニューからマンガ賞/持ち込みポータルサイト「マンナビ」が表示されます。募集中のマンガ賞や数あるマンガ関連メディアの検索をCLIP STUDIOからダイレクトに行えます。
CLIP STUDIOスタート画面に最新ニュースを表示
7月17日にCLIP STUDIOサイトのニュース掲載場所を移設しました。今後はCLIP STUDIOのスタート画面より最新ニュースをお知らせします。
その他、50件以上の機能改善、不具合修正を行います。
CLIP STUDIO SHAREの主な更新内容
3Dブックビューアの機能を追加
読む方向を（右・左）に設定している作品の場合、従来の2D形式の表示に加えて3D形式の表示にも切り替えて作品が閲覧できるようになります。
3Dブックビューアでは3Dならではの立体的な表現に加え、ざらついた紙質の表現や裏うつりの表現を工夫し、より本物の本に近い形で作品の閲覧が可能です。
3Dの表示でもできるだけ作品が読みやすくなるようなビューアの設計をしています。
※1 先行プレビュー機能について
正式リリース前の機能を一足はやくお試しいただけるものです。先行プレビュー機能は、正式リリース時には機能や提供方法が変更になる場合があります。
※2 macOS版のKDP用の電子書籍データの出力機能の提供終了について
CLIP STUDIO PAINT Ver.1.9.1以降、macOS版のKDP用の電子書籍データの出力機能の提供を終了いたします。 CLIP STUDIO PAINTは、KDP用の電子書籍データ（.mobi）を出力する際に、Amazon Services International, Inc.提供のアプリケーションKindleGenを使用します。macOSでは2019年秋にリリースされるバージョン 10.15 以降 32bitアプリケーションが動作しなくなります。KindleGenは32bitアプリケーションであり、Amazon Services International, Inc.によると64bitアプリケーション化の予定はないとのことです。したがいましてこの度、止むを得ずmacOS版の本機能の提供を終了させていただくこととなりました。ご利用のお客様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
macOSをお使いの場合は、[ファイル]メニュー→[複数ページ書き出し]→[EPUBデータを出力]をご利用ください。そちらにKindleフォーマット向け出力のオプションを追加しました。Kindle フォーマットに最適化したEPUB 形式のデータを書き出せます。今まで書き出したKindle形式のファイルについては、CLIP STUDIOからアクセスできます。