素材の取扱いとその権利について

>アロソ☆ノキカ様

そんなに恐縮されるとこちらが恐縮してしまいます。

私も唯のアマチュア１ユーザーですから、どうぞお気楽に。

少し、無駄話をさせて頂きます。「みんなに聞いてみよう」という緩い掲示板なので良いでしょう。昔話です。

私がCLIPに初めて素材を投稿したのは去年の４月の事です。

当時は某大手イラストSNSの騒ぎの前であり、そこを通じてIllust Studioを使ってみたのが始めで、覚えることは多くて難しかったものの、「使い方講座」が非常に丁寧で、トラの巻を１つ１つ読んでいけば操作が覚えられ、ソフトも「隙間を閉じる」を始め、細かい使い勝手が非常に考えられていて、良いソフトだなと思いました。

ブラシも簡単に作成することができ(前にPhotoshopのブラシ作成に挑戦しましたが精密な作業を求められ、イラスタ用素材作成の難易度の比ではありませんでした)、自分の絵用に作ってみた桜のブラシを、他の方も使ってくれるのか、使えるのか、不安だらけでアップしたのを覚えています。

ソフトのサポートの丁寧さ、cpが足りない中で「応援」で10cp寄付してもらえた時の嬉しさ、CLIPはとても楽しくて、温かい所でした。

それが、私が憧れとしていた素材作者さんのブラシ素材を、他の方がべた塗り地にスタンプしただけの素材をトーンとして配布し、『ご自由にお使い下さい』と配布する事件が起こりました。自分のデザインした(凝ったデザインです)ブラシが、色も変えずにスタンプしただけのものが、知らない人のものにされ『どうとでもしていいよ』と勝手に言われた事、それに元作者さんがいることを知らず沢山の「応援」がされた事、元作者さんのショックはどれ程でしょう？ 元作者さんはすぐに運営方に連絡し、削除を求めました。……そこで帰ってきた返事、対応が、質問ID：30096「素材の二次配布について」のやりとり、正にそれだったのです。

その時から、徐々に、「あれ？ おかしいぞ？」と思う所が増えてきました。優しくて温かく、助け合ったり、運営方にサポートしてもらえるCLIPは、実は単なる餌場ではないか。ユーザー同士は助け合っているつもりでも、運営からみれば『素材』という餌を自ら持ってきて落とし、それに群がる金を落とす動物達を誘き寄せる餌場ではないかと。

二転三転する運営の方針、テンプレート的な回答、核心には答えない、のらりくらりとした対応に、現実を突き付けられた、というのが私の思いでした。残念ながら私が運営方に不信感を捨てられないのは、こういう経緯があっての事です。

では何故、イラスタやCLIPを未だに使っているのか。

それは、結局、ここに集まってくる素材作者さん、素材利用者さん、同じユーザー同士でやり取りできる楽しさが、やはりここにはまだあるのだと思います。

ただ、ここを信じ過ぎて、裏切られて初めて残酷な現実に気付く人には、これ以上増えて欲しくありません。

また、折角素敵なソフト・場を作れる会社なのですから、折角のユーザーが持っている好意を裏切らない運営をして欲しい、と思っています。

ですので、私が提起した質問が『一旦休戦』になった所で、ユーザーの興味と疑問は収まっていないということを提起してくださったアロソ☆ノキカ様には感謝しております。

そして、下の提案ですが、もちろん賛成です。

元作者さんが、許可する加工の程度も指定できる必要はありますが。

(「素材の二次配布について」の質問から言われていた事ですよね。

運営方は回答を避けてらっしゃいますが……)

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 Q：無料or有償素材として加工しもいいですか？

 

 A①→どうぞ。報酬はいりませんから使ってください。

A②→どうぞ。折半配布でよければ使ってください。

A③→どうぞ。でも、無料配布でのみ使ってください。

A④→いやです。お断りします。

 

etc・・・ 

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そして実際、このやりとりは、一部かも知れませんが、自主的にされてきているのです。

私はいくつかの素材に「無料配布に限り、改変再配布自由ですよ」と書いていますし(自由に発展して広がって欲しいので無料でお願いしています)、他の方々も素材の新しい分野、もっと多くの人がDL側に偏らず製作側になれることを考えて、完全改変自由であったり、このアイデアはどんどん真似して欲しい、という素材開発をなさっておられます。

私もDL専門の方にcpを稼いで貰おうと、素材製作用キットを作ってみたり、それに対して別の作者さんがキットの拡張素材を作って下さったりと、素材製作者の間では、自発的にそんなコラボも生まれています。

(利用者側には解りにくいですよね。製作者同士だと、素材を作者さんに注意して見るので、やりとりがちょこちょこあったりするのですが…)

こうして折角生まれている、ユーザー同士での『もっと場を良くしよう、もっと皆が参加しやすくて楽しい場所にできたらいいな』という取り組みを、今回のセルシス社の素材再配布に対する頑な(でおかしな)姿勢は、一律に排除してしまうものだと思います。

 

>大切なのは元作者さんの誇りも、加工作者さんの名誉も

>きちんと守られるという事であり（もちろんその他にも守られるべき点は多々あります）、

>その上でクオリティの高い素材や作品があらたに生み出されること、

その通りだと思います。そしてもちろん、DLして使用する方も、(後でゴタゴタが分かって)嫌な思いもせず、安心してこの場を使用し、創作できるようになれば、と思います。

なお、先にお話したような経験のため、どうも私は攻撃的な物言いになってしまいがちな部分があります。

ですので、偏らない姿勢で、この問題を取り上げて下さる方がいることに、とても有難く思っております。

更に多くの方の、『どの様であれば利用しやすい』『どの様であれば素材配布をしてみたい』という考えをお聞きできたら、“みんなに聞いてみよう”に相応しく意味があって良いですね。