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更新日:2012/03/23 13:13:23
返信数:9
閲覧数:53901
ID:25019
from shigeyan さん
2012/01/16 09:11:39
 
レイヤー

ベクターレイヤーで塗りつぶし

  使い始めて、まだそれほど、年月が経っていないので、
あまりに単純な質問で、申し訳ないのですが、
私は、ベクターで絵を描いているのですが、
ベクターは塗りつぶしが出来ないですよね?
(要するにベタ塗りってことですか)

これができないのが、不便で仕様がない。

皆さんは、どのように解決してらっしゃいますか?
from
CLIP
サポート担当
さん
2012/01/16 10:30:15
お問い合わせ頂きました件について、ご案内させて頂きます。

ComicStudioのベクターレイヤーは「線」のみを扱うため、
「塗りつぶし」ができません。
現状といたしましてはラスターレイヤーをご用意頂けますよう
お願いいたします。

ベクターレイヤーにおける塗りつぶしに関しては
ご要望として承り、今後の開発に活かすべく対応を検討して参ります。

よろしくお願いします。
........
from
スレ主
shigeyan
さん
2012/01/17 13:19:19
ご回答ありがとうございます。
出来ないこと自体は、仕方のないこととして理解しています。
ただ、対応策としての知恵を、お借りしたいのです。

例えば、私の場合は、現時点ではラスターレイヤーを下地レイヤーとして造り、
常備する事によって識別領域を確保して、状況に対応するようにしています。
多分、皆さん、同じような感じだと思うんですが…
from
CLIP
サポート担当
さん
2012/01/17 14:49:45
ご返信いただきありがとうございます。

これはComicStudioEXのみの機能となりますが、アクション機能をお使い
いただくことでベクターレイヤーとラスターレイヤーを同時に作成する
ことができます。

こちらの方法についてご案内いたしますが、もし、ComicStudioEXでない
場合は、お手数になりますが、それぞれのレイヤーを別途作成いただくよう
お願いいたします。

■アクションの登録について
1.[アクション]パレットを表示し、[メニュー表示]ボタンを押して、
    [アクションの追加]を選択します。

2.[アクション]パレットに新規アクションが追加されますので、お好みの
    名前に変更します。
    ここでは仮に「ラスター&ベクターレイヤー作成」とします。

3.上記【3】で作成した「ラスター&ベクターレイヤー作成」を選択した
    状態で、[アクション]パレットのツールバーにある赤くて丸い形状の
    [アクションの記録開始]ボタンを押します。

4.[レイヤー]メニュー→[新規レイヤー]を選択し、[新規レイヤー]画面の
    [種類]で[ラスターレイヤー]を選択し、[OK]ボタンを押します。

5.新規のラスターレイヤーが作成されていることを、[レイヤー]パレット
    で確認し、[レイヤー]メニュー→[新規レイヤー]を選択し、[新規レイヤー]
    画面の[種類]で[ベクターレイヤー]を選択し、[OK]ボタンを押します。

6.[アクション]パレットに戻り、[アクション]パレットのツールバーにある
    赤くて四角い形状の[アクションの記録停止]ボタンを押します。

これにより新しいアクションの作成は完了です。

■ベクターレイヤーでの描画からラスターレイヤーでの彩色について
上記で作成したアクション「ラスター&ベクターレイヤー作成」を実行すると
ラスターレイヤーの上にベクターレイヤーが配置される状態になります。
アクティブ(編集対象になっている)レイヤーはベクターレイヤーとなります
ので、この状態のまま[ペン]ツールなどの描画ツールで描画を行います。

[塗りつぶし]ツールなどで塗りつぶし作業を行われたい場合は、[マジック
ワンド]ツールなどで選択範囲を指定した上で、「A+[キー」で編集対象の
レイヤーを下の(ラスター)レイヤーに変更してください。
これにより、ラスターレイヤーがアクティブになりますので、[塗りつぶし]
ツールによる塗りつぶしが可能になります。

お手数ですが、よろしくお願いいたします。
.
from
BigField
さん
2012/01/18 03:29:47

横から失礼します。
アクション機能でベクターレイヤーとラスターレイヤーを同時に作成することとは質問の本質が異なっていると思います。

 >出来ないこと自体は、仕方のないこととして理解しています。
 >ただ、対応策としての知恵を、お借りしたいのです。
 >例えば、私の場合は、現時点ではラスターレイヤーを下地レイヤーとして造り、
 >常備する事によって識別領域を確保して、状況に対応するようにしています。

ベクターレイヤーで「出来ないことは仕方がない」と述べていますが、
出来る出来ないでなく、描画するにはベクターレイヤーとラスターレイヤーがあり、それぞれ特徴があると言うことです。
例えば、ベクターレイヤーはデジタルで描かれたものであり、拡大縮小で劣化しなくて、消しゴムで便利な
特殊な消し方ができます。
ラスターレイヤーはドットで描かれたものであり、拡大縮小で劣化する欠点があり、消しゴムはアナログと同じタッチで、
その他にパターンブラシ等を使えるレイヤーです。
その他、それぞれ特徴がありユーザはそれを使い分ける必要があります。

参考になるか分かりませんが、現在使用している一例を示します。
一枚の絵を描く時はたくさんのレイヤーを使用します。
テンプレートの用紙として作成しておき、必要により必要なレイヤーを追加します。

B4の1ページのレイヤー構成:V=ベクターレイヤー、R=ラスターレイヤー、T=トーン
▲コマ上位フォルダ
 V描き文字
 R描き文字
 テキストフォルダ
 効果・ベタ・トーンフォルダ
  V効果
  R□白ベタ
  R■黒ベタ
  T60L 10%
  T85L 30%
 流線・集中線フォルダ
  R流線
  R集中線
 名前K00:オブジェクトフォルダ <*1>
  Vハイライト(キャラ時)
  V線画(メカはこのまま、キャラはV頭とV体の2つを作る)
  R線画(メカはこのまま、キャラはR頭とR体の2つを作る)
  効果・ベタ・トーンフォルダ
   V効果
   R□白ベタ
   R■黒ベタ
   T60L 10%
   T85L 30%
   R□白ベタ:最深マスク <*2>
■コマフォルダ 01
 テキストフォルダ
 名前01:オブジェクトフォルダ <*3>
 名前02:オブジェクトフォルダ
 ・・・・・・
 背景:オブジェクトフォルダ
  V背景
  R背景
  効果・ベタ・トーンフォルダ
  流線・集中線フォルダ
  R□白ベタ:最深マスク
■コマフォルダ 02
 ・・・・・・
▼コマ下位フォルダ
  V背景
  R背景
  効果・ベタ・トーンフォルダ
  流線・集中線フォルダ
▼下描きフォルダ
  R一時非表示の標識(黒1bit下描き、RGB=0,255,0) <*4>
  R下描き2(黒1bit下描き、RGB=255,0,255)
  R下描き1(黒1bit下描き、RGB=62,140,236)
  Rネーム(ラフ)/絵コンテ(黒1bit下描き、RGB=175,76,229)
注:
 <*1>コマの外に描写する場合に使用する。コマ番号を付けるK01・・・(どのコマにも属さないものはK00)。
   名前はキャラやメカの名前
 <*2>オブジェクトを形通りに白塗りします。二つのオブジェクトが重なった時の対策。
 <*3>名前K00:オブジェクトフォルダと同じですがが、コマ内のためKxxは付けません。
  コマ枠外に描写する方法は二通りあります。
   ・01上記のコマ上位フォルダの名前K00:オブジェクトフォルダを使う。
   ・02コマフォルダ自身の右側にある右向き三角をクリックして、「コマ枠をレイヤー化」を選択する。
    「枠線」レイヤーが表示されるので、コマ枠外に描写したいフォルダやレイヤーを
    ■コマフォルダと「枠線」レイヤーの間に配置させる。
    この機能を知らない時は01を使っていましたが、現在はこちらがベターです。
 <*4>
   【要望】レイヤーの表示/非表示に新機能の追加★http://www.clip-studio.com/clip_site/support/request/detail/svc/9/tid/22842★ が
   改善されていないため、一時的にレイヤーを非表示にした時、このレイヤーを表示状態にします。
   結果は、ページが目立つように断ち切り枠外を全て緑(RGB=0,255,0)で塗ります。
 

from
スレ主
shigeyan
さん
2012/01/18 21:52:02

お二人方とも、大変丁寧なご返答、誠にありがとうございます。

>これはComicStudioEXのみの機能となります
私はEX使用ですので、この方法、試してみます。
ただ実は現在、非常に多忙を極めているため、せっかく御教授いただいたのに、
試すのは、少し後になってしまいます事を、お詫びとともに、申し上げさせて頂いておきます。

>アクション機能でベクターレイヤーとラスターレイヤーを同時に作成することとは質問の本質が異なっていると思います。
そうとも言えないです。理由は下記に。

>出来る出来ないでなく、描画するにはベクターレイヤーとラスターレイヤーがあり、それぞれ特徴があると言うことです。
まあ、そうかもしれませんが、ベクターは線の情報データなので劣化なし、ラスターはドット形式?なので劣化する、
という性質のものだと思います。
なので、ベクターを線ではなく面の情報として処理できれば、将来的には塗りつぶしも可能になるとは思います。
まあなんにせよ、今の時点で望むことではないことは、十分承知しております。

ちなみに、私が塗りつぶしができないことに不便を感じる理由やラスターを下地にするなどという理由の
ひとつとして、この部分が該当しますね。
> <*2>オブジェクトを形通りに白塗りします。二つのオブジェクトが重なった時の対策。
だから、ラスターつきでベクターを作るというのは、外れてる訳でもないんです。
ただそれだけではなく、面的な部分でもベクターのように扱いたい場所もあるんですよね。私の場合ですが…

実は今、別件が追い込みで忙しく、ろくな返答ができず、大変申し訳ありません。
今は無理ですが、後者の方が、ご提示なさってくれた例も、ぜひ試してみます。

あとこれは、個人的な意見なんですが、ベクターはどの道、線ではなく面で処理したほうが、効率がいいと思います。
逆に、黒・白・透明と3色、使えますが、これは黒と透明だけでいいと思います。

申し訳ありませんが、この辺で失礼します。
また、返答するかもしれませんので、解決済みになしないでおきます。

from
BigField
さん
2012/01/19 17:09:37

了解しました。

 >ベクターを線ではなく面の情報として処理できれば・・・
ソフト技術的に可能かどうかは分かりませんが、ベクターレイヤーとラスターレイヤーを意識せずに使えることに対しては同意します。
現在、ベクターレイヤーを使ってて、「あれ?」と思う事は度々あります。
例えば、下記のような事です。
・「選択範囲を塗りつぶし」や「描画色で選択範囲を塗りつぶし」:ラスターレイヤー=正常に機能、
  ベクターレイヤー=メニューでは選択不可、「塗りつぶし」ツール等ではカーソルが禁止形状となる。
  選択範囲ランチャーでは「塗りつぶし」アイコンが選択不可とならず、無処理放置で描写不可
・「選択範囲をフチ取り」:ラスターレイヤー=正常に機能、ベクターレイヤー=選択範囲に描写不可!
(・「線の色を描画色に変更」:ラスターレイヤー=正常に機能、ベクターレイヤー=正常に機能)
・「パターンブラシ」ツール:ラスターレイヤー=正常に機能、ベクターレイヤー=カーソルが禁止形状となる。
・「マジックワンド」ツール:ラスターレイヤー=正常に機能、
  ベクターレイヤー=使用後の選択範囲ランチャー表示後、「塗りつぶし」アイコンが選択不可とならず、無処理放置で描写不可

 >ラスターつきでベクターを作るというのは・・・
内部処理でベクターレイヤーで「塗りつぶし」を実行すると、定規レイヤーの様に「隠しレイヤー」が出来てユーザが表示/非表示を
制御出来れば良いですね。「隠しレイヤー」をラスターレイヤーにすれば直ぐにでも実現可能ですね。

<*4>の補足:
「★http://・・・★」部分は何度リンク記述を貼り付けても、リンク貼り付け機能で何度もトライしてもプレビューで非表示となり、
「★」を付けるとプレビューで表示されたので、最初の投稿原稿とは異なる記述になってしまいました。
内容的に、「一時的にレイヤーを非表示にした時」の補足として、このレイヤーの「パレット色」を
「R一時非表示の標識」レイヤーの画面の描画色に合わせて、緑(RGB=0,255,0)にしています。
最初、赤(RGB=255,0,0)にしたのですが、作品エリアのページ選択時の赤線ワクと区別がつきにくいので変更しました。
既存のセリフやフキダシ等の他の描写に邪魔なレイヤーを一時的に非表示にしたいケースは多々あります。
アナログのマンガ描写は見えない所は描かないので良いのですが、デジタルでは見えないところも描いておきます。
理由は、演出でオブジェクトレイヤーと他のレイヤーの配置は変更になる場合が多く、キャラやメカはオブジェクトごと拡大縮小や
コピーして他で使うことも多いいので・・・。
 

from
BigField
さん
2012/01/19 17:25:02
追記:
サポート担当様へ 
下記の部分を検証願います。
 >「選択範囲を塗りつぶし」や「描画色で選択範囲を塗りつぶし」・・・「選択範囲ランチャーでは「塗りつぶし」アイコンが選択不可とならず、」
 >「選択範囲をフチ取り」・・・「ベクターレイヤー=選択範囲に描写不可!」
from
CLIP
サポート担当
さん
2012/01/19 18:59:00
ご連絡ありがとうございます。

・「選択範囲を塗りつぶし」「描画色で選択範囲を塗りつぶし」

⇒ComicStudioのベクターレイヤーに関しましては現状「線」しか扱えないため
    「塗りつぶし」ができません。
    このため、記載いただいております通り、上記機能はご使用いただけず、
    [編集]メニューの表示項目としてもグレーアウトします。

    選択範囲ランチャーは、基本的なコマンドを登録したボタンを表示しており、
    ベクターレイヤーを選択していて、使用できない状態であっても、現状、
    先ほどの[編集]メニューの表示項目のようにグレーアウトはいたしません。


・「選択範囲をフチ取り」

⇒ラスターレイヤー、ベクターレイヤーともに使用できる機能ですが、
    ベクターレイヤー選択時のみ「選択範囲をフチ取り」ダイアログの
    「拡張タイプ」が選択できません。


ベクターレイヤーに関しましては、下記ページにて図説入りのご説明を
させていただいておりますのでよろしければご覧ください。

■ComicStudio トラの巻

第8回:ベクターレイヤーの便利な機能を使いこなす・基本編

第9回:ベクターレイヤーの便利な機能を使いこなす・実践編

よろしくお願いいたします。
...
from
スレ主
shigeyan
さん
2012/03/23 13:13:23

返信遅くなりました。

まず、サポート担当さんのご指定の方法なのですが、
どの道、ベクターで描いた絵によって、最終的に下地範囲が決定するので、
アクションによりあらかじめ、先にラスターを作ることのメリットがあまりありませんでした。

ベクターで描いた後、そのベクターを複製し、
および線の加減などにより、範囲指定の準備をした後、
ラスターに変更するという手順の方が、効率が良かったです。

BigFieldさんご指定の方法は、
今はあまり、コマを使っていないので、まだ実行していません。ごめんなさい。

>ソフト技術的に可能かどうかは分かりませんが、ベクターレイヤーとラスターレイヤーを意識せずに使えることに対しては同意します。

可能だし、将来的にはそうなるはずです。
ただ、私は互換ソフトの「レタスタ」も触ってみたのですが(もちろんイラスタも使ってます)、
レタスタは線の効果を著しく使っている物なので、
その流れから、レベルアップはなかなか難しいでしょうね。

例えば現在はおそらく、「線」と「入り・抜き」などのデータで処理しているのでしょうが、
これを一括で「面」として処理したほうが、効率自体はアップします。
しかし、線主体の処理も多いので、なかなか踏み出せないのが現状なのでしょう。

もしそれらの処理を、面処理で実現しようとすると、
線と仮定した逆算をしなければならない。
しかし、不可能ではありません。


>内部処理でベクターレイヤーで「塗りつぶし」を実行すると、定規レイヤーの様に「隠しレイヤー」が出来てユーザが表示/非表示を
>制御出来れば良いですね。「隠しレイヤー」をラスターレイヤーにすれば直ぐにでも実現可能ですね。

なるほど、名案だと思います。
私の意見としては、ベクターを複製する際、ラスターで複製するコマンドがあれば、便利かと思いました。
それだったら、すぐにでも実現できるのではないでしょうか?

ところで、こんなサイトやってます。
http://shigeyan.jp
今、CELSYS様のソフトを使わせて頂いて、一生懸命やってます。

この度、返信が誠に、遅くなって大変申し訳ありません。
それと多忙のため、コメントが乱暴になっているであろうことを、心よりお詫び申し上げます。