ComicStudioのペンツールやマジックツールは、描画時の濃度が優先して
上塗りされるため、グレーレイヤーで不透明度を下げて描き重ねても
パターンブラシとは異なり、塗り重ねを行うことができません。
そのため、塗り重ねのできるペンを使用されたい場合、塗り重ねが可能なツールで
Gペンの書き味に近いカスタムブラシを作成されるのをおすすめいたします。
パターンブラシの「ブラシA」を元に作成する方法を一例としてご案内します。
1.「ブラシA」を選択した状態にします。
2.ツールオプションパレットのメニューボタンを押し、[新規設定]を選択します。
3.[新規ツールオプション設定]ダイアログが出るので、任意の名称を入力して
[OK]をクリックします。
4.[硬さ]を100%に、[サイズ]はGペンと同じくらい小さめの設定にします。
5.[サイズ]と書かれたところをクリックして[ブラシコントロール]を開き、筆圧の[固有の設定]を
下図のようにします。
※パターンブラシはペンの様に[入り][抜き]の数値を設定できないので、
筆圧のかかり具合を上記くらいにしておくことで、比較的入り抜きを付けやすくなります。
こちらは描画を試しつつ、好みの描き味になるよう調整してください。
6.[不透明度]タブに移動し、[コントロールの選択]を[変化なし]にします。
上記のカスタム方法は一例なので、パターンブラシ以外でも鉛筆ツールなどから
カスタムをしてみるなどし、お好みの設定を作成いただければと思います。
なお、どうしてもイメージに合った書き味にならず元のGペンで塗り重ねをされたい場合は、
お手数ですが、グレーレイヤー上に描画後に新規のグレーレイヤーを作り、
そちらで塗り重ねていく形になります。
以上、ご確認のほどよろしくお願いいたします。