素材価格が安くならざるをえないのは、「素材をまったく作らない人の場合は、GOLD会員で貰える月2000弱のclippyでやりくりしないといけない」というしばりも結構関わってきてるように思います。
素材を結構作っている人はclippyには不自由しないのですが、そうでない人は結構clippyのやりくりが苦しい。
素材を作る側も、そういう人たちの事を考慮した上で値段設定をしたり。
もっとも、この点については、今は誰でも申請すれば素材をGOLDでも販売できるようになったので、以前よりは改善されたとは思います。
ただ、それでもclippyの全体的な流通量を増やす事が、いきすぎた素材の値下げ合戦の抑止につながるかと思います。
各ユーザーが月々に使えるclippyの量にもっと余裕が出てくると、自然と素材の値段は上がっていくでしょう。
しかし、他のサイトに比べて素材の値段がかなり安いという事自体は、使う側にとっては結構メリットにもなっているので、これを大きく変えるべきかどうかは賛否あるでしょう。
私は今よりは少しくらい相場が上がっても良いとは思いますが、他のサイト並の相場(今の十倍以上の価格設定)になるのは、果たしてそれで良い結果を生み出すか疑問があります。
私はclip創立初期から参加して、主に3D素材を数多く作ってきて、自身が素材を作る者であると同時に、他の方の素材をわりと色々買っている者でもあったりします。
現状のclip素材については、確かに他の素材配布サイトの値段設定より驚くほど安い相場になっているのですが、そのおかげで「結構気楽に買える」という大きなメリットがあります。
2D系素材、3D系素材いずれも値段がかなり安いので「今すぐ使うわけではないけど、将来もしかしたら使うかもしれないので買っておくか」みたいな感じで買う事がわりとあるのです。
私自身が販売している3D素材も、販売数を見ると多分そんな感じで買われているケースがわりとあるように感じています。
値段が安すぎるから、買っても結局使わなかったり、なんか実際に使ってあわなかった場合も、あまり気になりません。
もし素材の値段が今の10倍以上と他のサイト並に高くなってしまうと、今までのように気楽には買えなくなり、結局各素材の売れ行きはかなり落ちてしまう事になるでしょう。
素材自体の値段が安くても、結局数多く売れれば素材作者は素材の制作コストを回収しやすくなります。
絵の場合は1クライアントだけがその絵を買うみたいな感じなので、絵一枚の相場が落ちるのはかなり問題だと思いますが、素材の場合は、素材の値段だけを見るのではなく、それでいくらの数売れるかという話も関わってきます。
現状の安い相場でも数が多く売れれば結局素材作者は手間分のコストは回収できますし、逆に相場が他サイト並に高くなってもそれで売れる数が大きく落ち込むと、素材制作のコストは回収しにくくなります。
3D系の素材の場合ですが、たしかに他の3D素材販売サイトでは値段設定が高いのですが、そのせいで売れる数がかなり厳しいという話をよく聞きます。
clipでは数千円分の商品券が稼げるような3D素材が、いざ他の素材サイトでそこの相場にあわせてclipよりかなり高い値段で出しても、結局悲しいくらい数が売れなくて儲けが2000円もいかないなんて事も。
それでも今のclipの相場はちょっと行き過ぎてるようにも思うので、今より2,3培は相場が上がるのがバランスが取れるラインかもしれません。
趣旨としては「素材作者が報われる場になって欲しい」だと思うのですが、そのためには
1.clippyの流通量をもっと増やす
2.clip studioの素材を探すを使う人やclipのサイトに来る人の数をもっと増やす
の二つをセルシスさんが行えば、今よりもっと各素材が売れるようになって、各素材作者さんはやる気をもっと出したり、新規の素材作者さんがどんどん入ってくるようになるかと。
3D素材を作る人は今よりもっと増えて欲しいのですが、現状は「時給に換算すると・・・」みたいな感じで辞めてしまう人がわりといるのが残念です。
clippyの流通量を増やす方法としては、朧月夜さんがすでに指摘されているように、clippyをGOLDと同じように金で直接買えるようにするのが良いかもしれません。流通量が増えすぎると法律的に問題があるなら、月ごとに購入できるclippyの量に上限を設定するとか。(「一人月10000clippyまで」みたいに)
また、GOLD会員よりもっと上の会員設定を設けて、毎月貰えるclippyを増やす、とかをしたりも。
例えば月500円払えば、毎月5000clippyもらえるコースとか、月1000円払えば毎月10000clippyもらえるコースを追加するとか。
「clippyを稼ぐためにいちいち素材を作る時間が取れない」というプロの方も、clippyを直接金で買ったり、もっとclippyが貰えるコースに入れば、clippyでしか買えない設定になっている素材を買う時にclippy不足で悩む事はなくなります。
clip studio paintシリーズの売れ行きは、セルシスさんが発表している通りかなり好調のようですが、それでも色々な人が出している無料素材のダウンロード数から見て、「ソフトを持っている人の中には、clipのサイトに来たり、clip studioの素材を探すをまったく使ってない人がかなりの割合いる」ように思います。
そういう人たちがもっと素材を探すを利用するようになると、各素材の売れ行きも違ってくるでしょう。
海外のユーザーもclipで素材を買えるようにするのは素材の売れ行きを伸ばすのに良いとは思うのですが、素材に対して他国語で質問されても素材作者は対応できないでトラブルになりそうなのが、ちょっと不安です。
元々、各素材の儲けはそれほどでもないのが多いので、言葉が通じにくい海外ユーザーへの対応で結構な時間を取られるとなると、それが嫌で素材制作を辞める人が出てくるかもしれません。
「この素材は海外ユーザーも買えるようにする」のオプション設定を各素材の投稿時に選択できるようにしてもらいたいですね。
デフォルトではOFFで。
横から失礼します。
わたしもkonPeyさまのご意見(ご要望)に賛成です。
ただ、現状のままでは難しいのではないでしょうか?
というのも、基本的にClippy(cp)は「素材をさがす」に素材を投稿したり
「作品を見てもらう」で作品を有料公開するなど
「何かしらのアクション」に対する対価として得られるものとなっています。
そのため有料素材を投稿(販売)するなどしてコンスタントにcpを稼いでる人と
一切素材を投稿したりしないDL専門の人(DOM(download only member))とで
「保有するcpの量(額)」に大きな隔たりがあります。
そしてcpを入手できる条件が限られている以上、
有料配布(販売)がデフォになるとDOMが離れていくのは明らかで
結果、CLIPサイトそのものも活気を失っていくのではないかという不安感があります。
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ただ、現在のCLIP素材が安すぎるのは事実ですから、
このあたりは何とか世間一般並みのレベルまで引き上げれるようになってほしいところです。
(最初から手を抜いて作ってるものならともかく、
本気で作ったものを捨て値でしか販売できないとなると
素材作者のモチベーションにもかかわってくるでしょうし。
まあ、「本気で作ったものをCLIPなんかで販売するな」と
いわれてしまうとそれまでですけど(笑)
一番いいのは他所のDL販売サイトと同じく現金で素材を直接販売できることなんですが…
(それか以前から言われているようにcpをまとまった額、現金購入できるようにするかですね。
5000cp=500円~とか。これは運営にも多少なりとも利益が生じるため
決して悪い話ではないと思うんですが。
現金で直接~だと源泉徴収の手続きとかいろいろとめんどくさいかもしれませんけど
cpを販売する方法ならその手の面倒事はスルーできますし。
それに実際、GOLD会員に毎月決まった額のcpをお小遣い(違としてプレゼントしてるわけですから
技術的にも何の問題も無いはずです)
以上、素材の価値やcpの入手方法などについて
CLIPを利用する方全員が納得できるような形になっていけばいいですね。
それと乱文失礼いたしました。