テールスイッチについて

購入し本日はじめて使用してみましたが、このインターフェース仕様が致命的な欠点となり
泣く泣くIllustStudioの利用を断念することになりました。

SAIやPhotoShopではスタイラスをペン回しの動作でクルッと持ち替えるだけで
テール側ツールにきちんと切り替わり、ブラシサイズを反映したカーソルをもって描画に望めます。
消しゴム付鉛筆の感覚そのままの、ペンを持つ手だけで完結した、直感的で最速の操作が可能です。
(自分は、描画が興に乗ったときは秒間２回位の回転速度でペンと消しゴムを切り替えて使っています)

IllustStudioはそれらのソフトとは違い、ペンが空中で持ち替えられたことを認識できません。
カーソルもペン側のままで、サイズなど変更したい場合はいちいちペン側のツールを切り替えてから
設定変更をしなければなりません。
利き手だけで瞬時に切り替えて使えるというテールへの切り替えの意義を著しく損ねる仕様となっています。
このソフトは名目上こそテールでの消しゴム機能を有することにはなっていますが
「タブ面に接触する間だけ消しゴムに変わります、カーソルやサイズ等は前回の設定から一切変更できません」
では実際には使い物にはなりません。

そもそも、テールを消しゴムとして切り替えて使用するユーザーはほとんど存在しないんじゃないかと思います。
利き手一本だけで作業する人はごく少数で、大多数の方はメニューからのツール切り替えか
ショートカットキー等の両手操作で描画されておられるのではないかと。
そうでなければ、この根本的な問題が放置され続けていることはないのですから…

ソフトの仕様にあわせて描画スタイルを片手から両手操作に矯正するべきなのかもしれませんが、
それだったら片手で描画できるSAI・PhotoShopでテール切り替えで使う方が苦痛が少ない、と判断しました。
とはいえ、せっかく購入したソフトですし、実装されている数々の機能は魅力的です。
ですから、ぜひ操作の根幹にかかわるこの不具合は早急に改善していただきたく願っております。
いつの日にかこの問題をCELSYS様が取り上げられ、解消されることがあるならば、
その時に改めてIllustStudioをインストールしアップデートしようと思います。
それでは失礼します。

テールスイッチについて、ご意見・ご要望をいただきありがとうございます。
今後の製品に活かすべく、検討して参ります。

なお、テールスイッチの消しゴムのサイズ変更は、テールスイッチをご利用時に、
キーボードの[Ctrl]+[Alt]キーを押しながら、ドラッグしていただくと消しゴムの
サイズ変更を行っていただけます。

この手の要望への回答が毎回に
「キーボードの○○を押しながら××していただくと」
であることに絶望感を覚えます。

訴えている主旨をご理解ください。
「キーボードを使わずにテール切り替え機能を使いたい」
ということなんです。

そもそも、キーボードを併用する描画スタイルならテール側に持ち替える必要がないんです。
ショートカットを押すんだったら、そこでツールを消しゴムに切り替えればいいだけの話で、
わざわざさらにスタイラスをテール側に持ち替えないといけない理由がありません。
キーボード併用が必須のテール切り替え機能は「テール切り替え機能がない」のと同義です。
スタイラスの物理操作で何かをやる機能、というのはキーボードレスが要諦なんです。

これはまったく新しい贅沢な要望ではありません。
PhotoShopやSAIならばごくあたりまえにできる非接触状態でのペン向きの検出が
なぜCELSYSのソフトだけはできないのか、ということです。

「できない」のではなく、やらないとテール機能が使い物にならないことを「理解していない」ために
「そうしていない」だけのことじゃないかと思うんです。

だって、日曜の昼にご返答をいただけるほど手厚いサポートをなさっておられるんですから。

テールスイッチもそうなのですが、サイドスイッチも、非接触の時に認識してほしいです。
Photoshop、saiにもある機能なので、このあたりの操作系はそろえてもらえると作業が効率よくできます。

サイドスイッチの非接触時に認識について、
ご要望をいただきありがとうございます。

今後の開発に活かすべく、対応を検討して参ります。