ツールパレットの全体的な要望

仕様的な意味でハッキリとしない要望です。
今ある仕様の延長の要望というと、全部において角が立たなくなるので…。
考え方の方向を伝えます。

結果的に言ってしまうと、

ツールが多すぎるので、ユーザーカスタム性能を上げてもらいたい。

ということです。

↓は具体的な要望です。
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・メニューバーの下にあるツールバーを切り離せるようにしてほしい

・リブパレットは独立したパレット扱いも出来るようにしてほしい
　また別のパレットに表示できるようにして欲しい。
　※Photoshopと同じ仕様ですね

・パレット別にリブパレットを複数もちたい。

・カスタムツールパレットを複数もてるようにして欲しい

・ドッグパレットは左右のサイドに存在してますが、上下にも欲しいです。
　入れ子ドックパレットなども出来ると嬉しいです

・タイトル表示できないリブパレットもドラッグ受付可能にして欲しい

・ツールパレットとツールパレットセットの融合体のような物が欲しい。
　具体的にはコミスタのカスタムツールウィンドウが複数もち別個に同時表示出来ると最高です。
　（パレット複数持ちの要望と被ってますが…）
　ブラシのみ・消しゴムのみ等ツールカテゴリに拘らず、
　全てのツールから全てのオプションまで厳選した必要最低限のツールパレットを作りたい。
　「ツールパレットからツールを選択する」という遷移を可能な限り省きたい。
　ツールパレットからツールを選択し、さらにセットから選びなおすのは使用頻度の低いもので十分です。
　ツールセットは、オプション含めて使用頻度の高い物をまとめておくのに便利なパレットなのでは？
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といったことです。
平たく書くと

パレット、リブパレット、ツールバー、の垣根を薄くして
自分の作業実現できるように
望むサイズや形で配置出来るようにしてほしい

ということなんですが、それだけ書くとさっぱりなので具体的な例と要望を兼ねて出してみました。

インターフェイスデザインをしてる担当さんに言いたいのは
「ツールの種類をカテゴライズし、よりよく整頓する」
ばかりに目が行ってしまってませんか？
ということです。

使いやすいインターフェイスはユーザーのツール使用頻度の割合によって決まるため
これだ！というインターフェイスは各個人によって違います。
その使用頻度のイメージ具現化がイラスタに欠けてるものだと思います。

建築に例えて言うなら、
個人住宅レベルの基礎工事しかできてないのに、
でかいビル建ててしまい、機能追加という名の上塗りで何とかしてごまかした感があります。
それが悪いとは言わないです。そこからわかることもありますし。

だけど今一度、基礎工事レベルからインターフェイスを見つめなおしてもらいたいです。
アナログ工程で必要なことから洗い出ししてみてください。
そして、ビルを立てても大丈夫な基礎工事をやり直して欲しいです。

カスタム性能を上げる方向性として
上記で
・ツールパレットとツールパレットセットの融合体のような物が欲しい。
と言う具体的要望を出させていただきました。
　（回りくどいですが、絵を描くことをつきつめた考え方がインターフェイスデザインをしてる方に足りないようなので、あえて書きます…。）

まず、良い状態をアナログ作業に例えます。
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１つの絵を描くときは、使用頻度の高い画材を常時交互に使い分けします。
　※太さや種類の違う複数種のペンや消しゴム等など。
画材は必要なものを卓上に並べ置いて作業します。
ペンも消しゴムもペンケースやペン立てのような一括でまとめておける場所に置き
一覧として見て取り出せる環境になってます。
そして使用頻度の低いものは、つかうまでは箱や引き出しにしまっておきます。
足りなければ、画材屋に行き道具を追加で買ってきます。
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それが自然な形ですよね。
ですが、イラスタのインターフェイスはその自然な形ができません。
イラスタの現状をアナログ作業に置き換えます。
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１枚の絵を描く時、画材屋の売り場に行き、真っ白な紙を用意します。
必要な画材はペンの入ってるペン箱（引き出し）、消しゴムの入ってる消しゴム箱（引き出し）など
箱ごと用意します。
絵を描いてる最中、使いたい画材の使用頻度が高くても低くても
ふたを開け、使いたいペンを選び、箱から取り出します
消しゴムなどのほかのツールを使うときには、ペンを箱の中に戻しふたをしてから
消しゴムの入った箱のふたを開け、選び、使います。
これは絶対です。
でも、画材が足りないということは起きません。
画材屋の売り場で直接作業してますから。
使いたい画材を使う際、売り場の棚から持ってくればいいのです。

…探したり、使うまでに時間がかかりますが。
（もしかしたら棚ごと持ってくるとか、棚に行って作業するという感覚のほうが近いかもしれません）
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この違いがわかりますでしょうか？
同じ絵を描くでも、このくらい差があるんです。
イラスタはすべてを一覧化しようとするあまり
使用頻度の高い必要な作業がよりよく取り出せる状況にないのです。
　「ツールパレットからツールを選択し、さらにセットから選びなおす」事は、それに当たります。

安定した作業をするとき、手がなじむ場所にツールを置きたいんです。
手がなじまない場所に、使用頻度の高い物を置いておかなきゃいけないから
苦になるだけなのです。

使用頻度が低いツールであれば、
ツールパレットからツールを選択し、オプションを調整することは苦ではないのです。

そこに立ち戻ってください。

今のイラスタの現状は
画材ショップなだけで、作業部屋がない。
とか
作業部屋から画材があふれて散らかってしまった
いう感じです。

RCでツールセット内のツールでアイコンごとにオプションが開けるようになりましたが
これもアナログに例えると
鉛筆の1本ごとに専用の鉛筆削りがいるのかという話なんですよね。
鉛筆削りは共通で使える鉛筆削りが所定の場所に1つあればいいと考える人がほとんどではないでしょうか
必要な人もいるとは思いますけれども、そういうことです。。。。

昔のソフトは、「作業部屋＝アプリケーション」として使うことが多かったですが
今は機能が増えるあまり、作業部屋としての機能がおざなりになりつつあります。

本来作業をするためのアプリケーションなのに
作業部屋がおざなりになるのはいかがなものかと。

一度アナログ作業に立ち戻って精査してみてください。
不必要で混乱を招くものが結構あります。

いいツールがあっても、いい作業場がないと生かせないです

だらだら書いてしまいましたが、意図をくみ取っていただけると幸いです。