カケアミや点描などの、初めからモノクロ2値のトーンについては、
内部的に網点の情報を持っているトーンと異なり、画像として
仕上がっている状態です。
そのため、ラスタライズなどをして加工をかけても、全体のイメージを崩さずに、
モノクロ2値を維持して薄くすることは難しいです。
恐れ入りますが基本的にはそのままの濃度でご利用ください。
一方、グレーで作成されている柄や効果のトーンは、モノクロ原稿への
貼り付け時に網点化されるトーンなので、薄くすることが可能です。
トーンを貼ったら、レイヤーパレットで不透明度を下げることで
網点のサイズが小さくなり、印刷時に問題の無い範囲で薄く出来ます。
なお、レイヤープロパティで[レイヤーの不透明度を反映]のチェックを
外してしまうと、網点自体の色が薄くなりモアレの原因になるので
チェックは外さないようご留意ください。
逆に濃度を濃くしたいという場合は下記の手順をお試しください。
1.トーンを貼り付けます。
2.レイヤープロパティでトーン化をOFFにし、画像をグレーの状態にします。
3.レイヤーを複製します。グレーのトーンが2枚重なっているのでやや濃くなります。
4.希望の濃さになるまでレイヤーを複製し続けます。
5.元のレイヤーと複製したレイヤーをすべて選択し、[レイヤー]メニュー→
[選択中のレイヤーを結合]で一枚のラスターレイヤーにします。
6.レイヤープロパティでトーン化をONにします。
濃くし過ぎた場合は、レイヤーパレットの不透明度を操作して薄くします。
上記を試してご希望の操作になるかどうかご確認ください。