ご記載いただいた手順(2)ですが、CLIP STUDIO PAINTでどのような
データ作りをしたかによって変わってきます。
例えば、線画にアンチエイリアスがかかっていて、且つトーン部分もグレーの
状態ですと、Photoshopで一括で2値化処理したときに、うまくいかない部分が
出てくる可能性があります。
Photoshopのハーフトーンスクリーンは、トーン部分を網点化するには効果的ですが、
線にアンチがかかっている場合、このグレー部分も網点になり、ぼこぼこした
感じになってしまいます。
一方、「50%を基準に2階調」にする場合、線画のアンチエイリアスは処理できますが、
トーンがグレーだった場合、極端なコントラスト表示になってしまいます。
そのため、お手数ですがCLIP STUDIO PAINT側でモノクロ2階調の処理をしてから、
書き出しを行っていただけますと幸いです。
■トーン部分の処理
貼り付けたトーンが、グレー状態になっている場合、レイヤープロパティの
[トーン]ボタンをオンにして、網点状態にしてください。
■線画部分の処理
線画やフキダシ、枠線にアンチエイリアスがかかっている場合、
レイヤーの上に2値化レイヤーを作成します。
[レイヤー]メニュー→[新規色調補正レイヤー]→[2値化]を選び、
[閾値]の値を調節して線画をモノクロ状態にします。
上記手順で、画像を完全にモノクロ2階調にできたら、書き出し時に
[グレースケール]を選択した場合でも、ComicStudioで2値書き出ししたデータと
同様に作業していただいて大丈夫です。
なお、CLIP STUDIO PAINTにおけるモノクロ2階調の機能につきましては、
多くの方からもご要望をいただいておりますので、今後の開発に活かすべく、
検討をさせていただきます。