ご質問いただいた内容について、それぞれ回答いたします。
■レイヤーの不透明度
不透明度を下げた際に、描画内容がグレーになると、モノクロ印刷時に
意図しない結果になる場合があるためご注意ください。
トーン化しているレイヤーの場合、レイヤーの不透明度の操作をした際は
網点の大きさが変更される事でトーン濃度が変化しますので、モアレなどの
心配はありません。
■モノクロ原稿でデコレーションブラシを使用する場合
いわゆるほわ・ふわ系のブラシで描画をしたい場合は、
新規ラスターレイヤ―を作成し、レイヤープロパティで表現色を
グレーに変更し、[トーン]をオンにします。
この設定のレイヤーでデコレーションブラシで描画すると、
描画内容がトーン化されるため、印刷時に問題ない仕上がりに
出来ます。
※カラーで作成されている等、一部モノクロマンガに不向きな
ブラシもありますのでご留意ください。
■トーン線数・濃度の調整について
トーンを貼った後に、線数・濃度を調整する場合モアレの心配はございません。
初めからその線数・濃度のトーンを貼った場合と同じ結果になります。
■紫の線について
コマに沿って表示される紫色の線は、定規の線のため、印刷や
書き出しの際に出力されることはありません。
定規を非表示にしたい場合は、レイヤーパレットでコマ枠レイヤーを
選択し、右上の定規アイコンをクリックしてチェックをすべて外します。
■トーンやコマ等をラスタライズする場合
単純にラスタライズしただけなら印刷は問題ありません。
但し、ラスタライズしたトーンを縮小したり、書き出し時に縮小を
かけたりするとモアレる可能性が高いためご注意ください。
トーンのモアレについては、こちらのページによくある例を
まとめてありますので、よろしければご覧ください。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。