既定の保存形式をclip形式にしてほしい

以下の記述は、Windows版での話ですが…。

現在、JPEGのようなレイヤー構造を維持できない形式のファイルを開き、そこに新たなレイヤーを付加した後で上書き保存しようとすると、まずファイル名を指定するダイアログが出ます。

そこでファイル名を指定して「保存」のボタンを押すと、上書きするかどうかを尋ねられ「はい」を実行すると、

「この形式で保存するとレイヤー情報は保持されません。続行してよろしいですか？」

というダイアログが表示されます。

最初に保存する時は勿論のことですが、ファイルを閉じる直前に保存していない状態でファイルを閉じる操作をすると、保存するかどうかを尋ねるダイアログが出ますよね。その時に保存を選んだ場合でも、同じ一連のダイアログが出ます。

つまり複数のレイヤーが存在するのにレイヤー構造を維持できないファイル形式で保存しようとすると、いつでも何回でもこれらのダイアログが出ます。

それでは、駄目なのでしょうか？

普通はそこで気がついて、CLIP形式やPSD形式で保存すると思いますが、もしかしてこのダイアログ内の「再表示をしない」にチェックをして実行してしまっているとか…。

もっともJPEGやPNGの場合、レイヤーを複数作った上での作業途中で定期的に上書き保存しようとすると、そのたびにこれらのダイアログが出てしまうので相当ウザイです。

しかし「再表示しない」にしてしまうと このダイアログは初期化起動しない限り二度と表示されないので、元々のファイル形式を失念したままファイルを保存し閉じてしまい、その結果、レイヤーが統合されたファイルしか存在しなくなるトラブルが起きるかも知れません。

そこでJPEGやPNG形式で開いた後にレイヤーを付加した場合であっても、通常の上書き保存では上記の一連のダイアログは出ずに保存され、レイヤーが複数あるのにレイヤー構造を維持できないファイル形式のままで”ファイルを閉じようとした時のみ”上記のダイアログが出るような仕様に変更されれば良いのではと思います。

この場合、途中での上書き保存によって、元々のJPEGやPNGのファイルに後から付加したレイヤーにて描画された内容がそのまま結合した状態で保存されてしまい、元々の綺麗なままのJPEGやPNGのファイルは存在しなくなるリスクはありますが、元々あった一枚のレイヤー以外を非表示にしてJPEGやPNGで別名保存すれば、リカバリーできた事になるとは思います。