【不具合】 「オブジェクト選択」&「レイヤー移動」 両ツールの「レイヤー自動選択機能」の不具合 | CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード | CLIP STUDIO
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更新日:2015/12/06 13:16:45
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from ぜんちゃん さん
2013/02/18 09:04:27
 
ツール

【不具合】 「オブジェクト選択」&「レイヤー移動」 両ツールの「レイヤー自動選択機能」の不具合

 
今回の投稿は、レイヤー移動ツールと、オブジェクト選択ツールについてです。
上図のように、レイヤー移動ツールで「クリック位置のレイヤーを選択」オプションを使用、またオブジェクト選択ツールでは「レイヤー選択」オプションをオンにした状態での不具合についてです。

これらのオプションが有効な状態では、下記のようにクリックした位置に描画ピクセルが存在するレイヤーを自動的に選択できるようになっています。レイヤー名などで管理するより、直接的にレイヤーを選択できる便利な機能です。



そして、CLIP STUDIO PAINTでは、CTRLキーを押すと、一時的に「オブジェクト選択ツール」に切り替わるようになっていますが、それについていくつか以降に問題点を書かせていただきます。


不具合1
ここからが本題ですが、CLIP STUDIO PAINTでは「CTRLキーを押した状態でレイヤーを選択しても、CTRLキーを離すと、なぜか元のレイヤーに戻ってしまう」のです。詳しくは下図を見てもらえれば おわかりになると思います。


ツールシフト(Kキー)を使っても同じです。また修飾キー設定を使ってCTRLキーに「レイヤー移動」を割り当て同様の操作を行っても同じ不具合が出ます。ただし「レイヤー選択」ツールを割り当てた時だけは正常に動作します。

CTRLキーを離したとたん レイヤーが戻ってしまう動作に意味(機能的な利点)があるのか疑問なので、不具合だと考え、投稿しました。

他ツール(Photoshop、Painter、SAIなど)では、ブラシを使用中にCTRLキーを押せば、一時的にレイヤー移動ツールと同等機能に切り替わるのは同じですが、画面クリックでレイヤー選択後にCTRLキーを離せば、選択したレイヤーに切り替わったまま塗り作業を続行できます。

この機能によってレイヤーを選ぶ方法は、レイヤーリストで ずらっと並んだレイヤーの中から塗りたいレイヤーをいちいち選ぶ必要が無く、非常に効率性と直感性に優れた方法です。この機能をメインで使う場合、レイヤーの名前の管理すらほとんど必要ないほどですが、それがCLIP STUDIO PAINTでは問題点があって使えない状態となっています。(とりあえずレイヤー選択ツールでしのげますが、単機能なので不便です)



不具合2
レイヤー移動ツールを使った、レイヤー選択には、上記以外にもテキストレイヤー関連の不具合もあります。その再現方法を列挙します。

1 まず、下図のように、テキストレイヤーと通常レイヤーを作り、レイヤー順もテキスト・通常の順に、そして、テキストが作業レイヤー(カレントレイヤー)となっている状況を作ります。両レイヤーとも適当に何かを書き込んでおきます。



2 次に、ツールパレットなどからレイヤー移動ツールに切り替えます。

3 そして、1の図のように、テキストと通常レイヤーのピクセルが重なっている場所にマウスカーソルを配置します。

4 この状態で、キーボードの矢印キー(上下左右キー)を押し続けて、
テキストレイヤーが移動していき、マウスカーソルの下が通常レイヤーだけになった瞬間に、勝手に作業レイヤーが通常レイヤーのほうに切り替わってしまいます。
そして、今度は通常レイヤーのほうが動いていくのです。


この間、画面をクリックしたり、レイヤーパレットはもちろん全くいじりません。単に矢印キーを押し続けているだけで、作業レイヤー(カレントレイヤー)が切り替わってしまうのです。





不具合3・・というより おそらく気づかれていない問題点
さらに、CLIP STUDIO PAINTのレイヤー移動ツールの、レイヤー選択機能には、他のツールではあたりまえにサポートされている重要な仕様が欠けているため欠陥があります。

レイヤーの選択するつもりでレイヤーをクリックすると、「微少なドラッグ」(非常に短い距離のドラッグ)になってしまって、レイヤーがずれる(動いてしまう)現象が起こるのです。タブレットでは完全なクリックというのは困難で、これは、けっこうやっかいな不具合です。さらに線画などが載っていると、ずれたことに気づかず作業を続行してしまってあとで取り返しがつかない事態も招きます。


ちなみに、Photoshopや、Painterでは、「2~7ピクセル程度の短距離ドラッグで、かつマウスボタンのオン・オフが短時間に行われたものはクリックとして判定する」という仕組みで「レイヤーが不用意に動かないよう」になっています。

SAIでは時間の判定はなくて、ユーザーが最小ドラッグ距離を指定する仕様になっています。指定した距離以下のドラッグは 全てクリックとして扱う仕様です。(この仕様だと、数ピクセル単位の 細かいレイヤー移動を行う場合に、いちいち最小値を変更しないとならないので、やはりPhotoshopなどの仕様のほうが優れていると思われます)

最後に書きましたが、これが一番問題で、気づかずレイヤーがあちこちずれていたことがあって、原因で悩みました。


以上、長々と失礼致しました。
わたしの勘違いや、ミスなど有るかもしれませんが、その場合ご容赦下さいませ。

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■バージョン:1.2
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from
CLIP
サポート担当
さん
2013/02/18 22:23:43
詳細なご連絡をいただきありがとうございます。

ご連絡いただきました件につきまして、それぞれご案内します。

■不具合1について

 [Ctrl]や[K]キーを押した際は、一時的にレイヤー移動ツールに切り替える
 動作になり、ご報告いただきました通り、キーを離した際は、選択していた
 元のレイヤーに戻る動作になります。こちらは、ツールの一時切り替え後に
 元のツールに戻った際に、意図しないレイヤーに描かれてしまう誤操作を
 防ぐために元のレイヤーに戻る動作になります。

 なお、[Ctrl+Shift]キーは、レイヤー選択ツールになり、こちらはレイヤーの
 選択を切り替える動作をします。選択しているレイヤーを切り替える場合は、
 [Ctrl+Shift]キーをご使用いただくか、[Ctrl]キーでレイヤーを切り替える動作
 をご希望の場合は、すでにお試しいただいておりますが、修飾キー設定にて、
 [Ctrl]キーを「レイヤー選択」ツールに変更してお使いください。

■不具合2について

 レイヤー移動ツールで、[クリック位置のレイヤーを選択]が有効な状態で、
 キーボードの矢印キーで移動した際は、ご報告いただきました動作になり
 ます。

 こちらにつきましては、オブジェクトツールを使用すると、キーボードの
 矢印キーで移動をした際に、選択しているレイヤーのみ移動することが
 出来ます。

■不具合3について

 レイヤー移動ツールは、移動のレスポンスを良くするために、わずかなドラッグ
 でも移動するようになっております。

 お客さまは、オブジェクトツールで、[レイヤー選択]を有効にしてお使いですので
 オブジェクトツールを使用いただくと、選択対象のレイヤーが変わった際は大きく
 ドラッグしないと動かないようになっております。

お手数をお掛けしますが、ご確認いただきますようお願いします。
from
スレ主
ぜんちゃん
さん
2013/02/19 01:02:49
不具合1
>こちらは、ツールの一時切り替え後に
 元のツールに戻った際に、意図しないレイヤーに描かれてしまう誤操作を
 防ぐために元のレイヤーに戻る動作になります。


うーん・・ブラシ作業中 アンドゥを頻繁に行う人がいるのは知ってますが・・

しかしCTRLでレイヤーが選べるのは他ツールでもデファクトスタンダード的
動作でもありますし、できれば「レイヤーが戻る」動作はオフにも出来るように
ご検討していただけないでしょうか。


一応、サポート担当様が提示したように、CTRL+SHIFTでレイヤー選択、
CTRLでオブジェクトツール、というのもひとつの解決案なのですが・・

このCTRLを使った「レイヤー選択 & 移動」は
かなり頻繁に行う動作なので、他のツールと操作互換性がないと、
多ツール併用型で、この機能を使っている人間にはツラいです。

また、ペンツールなどでは、修飾キーの組み合わせを
ベクター線の筆圧変更や ポイント追加、ポイント削除、
単純化、線つまみなどに割り当てて、全部使い切っている
事情もあったり・・そんなテメーの個人的事情なんて知らねーよ
とお怒りになられるかもしれませんが(^_^;)


不具合2について
> [クリック位置のレイヤーを選択]が有効な状態で、キーボードの矢印キーで
移動した際は、ご報告いただきました動作になります。


この動作になります・・というと言うことは、つまり、
「この動作は、意図された動作(仕様)であり、修正の必要などなく
これからずっとこの先も、これが正規の動作であり続ける」と
言うことでしょうか?

正直、カーソルキーでレイヤーを移動していくだけで
「勝手に作業レイヤーが切り替わる」のが「正常な意味ある動作」とは
到底思えないので、少々納得しかねるお答えなのですが・・(´・ω・`)ショボーン

ぶっちゃけ、この不具合は私個人は何も困っていないのですが、
一応、発見したことだし(他の関連バグもあるかも知れないので)報告しただけですが
一番どうみても バグっぽいのは この動作だったので、このお返事は意外でした。

ちなみにオブジェクトツールでは起こらないことは確認したうえで投稿しました。


不具合3について
> オブジェクトツールを使用いただくと、選択対象のレイヤーが変わった際は大きく
 ドラッグしないと動かないようになっております。


いちおう、オブジェクトツールの方も検証したうえで投稿していますが、
やはり不意に動いてしまうことがあったのです。すみません。

今あらためて検証し直してみましたが、タブレットペンで
チョンチョンつついていると、やはり動いてしまいます。

しかし、なるほど、おっしゃるようにレイヤー移動ツールよりは、
オブジェクトツールのほうがクリックでの移動がしにくい
マージンが微妙にあるようです。

しかし1~2ピクセル程度のかなりわずかなマージンであり、
PhotoshopやPainterより不意のレイヤー移動トラブルが起こりやすいのは確かです。


また、当方液晶タブレットなのですが、
液晶タブレットだと、通常の板タブレットより「カーソルのブレ」が
起こりやすいのも一因かも知れません。


さらに言うと、環境(使用モニターの解像度等)によっても
クリック時のブレ幅は異なると思われます。

低解像度で大きなタブレットならブレは起こりにくく、
高解像度で小さなタブレットならブレは大きくなるはずです。

それを踏まえると、せめてSAIのように最小ドラッグ距離の設定だけでも
設けてもらいたいところで、ご検討願います。



以上、よろしくお願いいたします m(_ _)m
from
CLIP
サポート担当
さん
2013/02/19 19:38:51
ご連絡ありがとうございます。

■不具合1について
■不具合3について
「レイヤーが戻る動作」「ドラック距離」について設定で変更ができるように
という点につきましては、ご要望として承り、今後の対応を検討してまいります。


■不具合2について
レイヤー移動ツールで、[クリック位置のレイヤーを選択]が有効な状態で、キーボードの
矢印キーで移動した際の動作については、意図しない動作ではなく、意図した動作と
なります。

キーボード操作については操作の開始と終了がはっきりしないため、操作開始時の
状態は判断基準に用いず、常に現在の状態だけを基準に判断するようにしており、
ご覧いただいている動作となります。

こちらについても設定よって動作を変更できるようにという事で、ご要望として承り、
今後の対応を検討してまいります。

よろしくお願いいたします。
from
CLIP
サポート担当
さん
2013/12/25 11:44:48
先日公開いたしました最新バージョンでは[レイヤー移動]ツールの
[クリック位置にあるレイヤーを移動]がオンのとき、キーボード操作では
レイヤーパレット上で選択されているレイヤーが移動するように変更を
いたしております。

■CLIP STUDIO PAINT アップデータ最新版

お手すきの際に、最新版へのアップデートをお試し頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。
from
あんこあんこ
さん
2015/12/06 13:16:45
まだ使い始めて間もなく、1.5.1でもctrlでベクター修正していると不具合3の下のレイヤーが動くことでけっこう悩まされました。
拡大して線画調整していたら下塗りレイヤーが動いてしまっているのに気づけなかったり。
レイヤー選択のチェックを外せば起こらなくなるのに今日やっと気付きました。
初期状態でレイヤー選択がオンになっているのはちょっと罠のような気がします。

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