[コミック向き]は、レイヤーごとに拡大縮小の処理を行ってから
統合をしております。
縮小した段階ではまだレイヤーの特性が生きているため、レイヤーの種類や
表現色ごとに、縮小結果に違いが生じます。
ベクターレイヤーの場合は、縮小時に必ず線の情報を維持しますので、
元々モノクロで描いた線画は、縮小書き出ししてもモノクロのままです。
そのため、添付画像①と②はモノクロで出力される状態です。
ラスターレイヤーは、書き出し時の[ラスタライズ]の設定が[品質優先]の場合に、
縮小書き出し時にアンチエイリアスかかります。
③はグレーレイヤーなのでこれに該当します。
一方④はモノクロレイヤーなので、[コミック向き]で縮小すると、縮小時点で
モノクロでの表現しか出来ない関係上、アンチエイリアスはかかりません。
且つ、ベクターレイヤーのように線の情報を持ってはいないため、
単純に画像に縮小がかかった結果、細い個所は途切れた状態になります。
[イラスト向き]にした場合は、全レイヤーを統合後に縮小がかかるため、
レイヤーの種類や表現色に関わらず、同じようにアンチエイリアスがかかります。
上記の特性をご確認の上、書き出し時の設定の参考にしていただければと思います。