ある条件下でのトーン化書き出し結果が異なる | CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード | CLIP STUDIO
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CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード

更新日:2015/08/15 11:09:59
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閲覧数:1824
ID:80387
from 肉づくし さん
2015/08/13 13:34:21
 
レイヤー

ある条件下でのトーン化書き出し結果が異なる

  参考画像の設定でグレーレイヤーをトーン化書き出しすると、効果の有無で書き出し結果が変わるのですが
これは仕様でしょうか。トーン効果に更に「トーン化」を行うから濃くなる?とも考えましたが、
画像内の2レイヤー目のようにマスクを使わずに書き出すとこの差異は起こりませんでした。
セルシス様の方でも再現性の有無をご確認頂けないでしょうか。
また、もし仕様なら仕組みのご解説か、不具合なら修正をお願い致します。

600dpi 二値書き出し(トーン化)
------------------------------------------------------------
■バージョン:1.4.2
EX

■OS
Windows 7
賛成数:0   反対数:0   
from
CLIP
サポート担当
さん
2015/08/13 15:35:46
ご連絡いただき、ありがとうございます。

こちらでも正確な状況を確認させていただければと思いますので、
お手数ですが、以下のGigaFile便サービスで現象の発生している
該当のlipファイルをアップロードして頂けますようお願いいたします。

GigaFile(ギガファイル)便

以下の手順でアップロードを行って下さい。

1.[ファイル選択]ボタンを押し、アップロードするファイルを選択します。

2.ファイルのアップロードが完了すると、ダウンロードURLが表示されます。

3.[メモ(メールに転記されます)]欄に「要望・不具合ボード:80387」、
  CLIPに登録されているメールアドレス、ハンドルネームをご記入下さい。

4.[このアップロード情報(ファイル名,URL,削除KEY,メモ)をメールに送信する]欄に
  『tech@celsys.co.jp』と入力し、[送信]ボタンを押します。

5.セルシスユーザーサポート宛てにダウンロードURLを記載した
  メールが送信されます。

お送りいただいたデータは不出管理させていただき、データ検証など完了
次第、速やかにローカル及びサーバー上からも削除いたします。

お手数ですが、よろしくお願いいたします。
from
スレ主
肉づくし
さん
2015/08/13 19:30:13
サンプル画像の元lip.をお送りしました。
ちなみにこの現象に気付いたのは同人誌製作中、〆切1時間前のことで
繊細なトーン表現を実現するはずのグレーのトーン書き出しであわや大やけどをするところでした。
(少女の顔のうっすらとした頬紅がおかめのようになっていました)
お送りしたデータはこちらの投稿用に再現したものです。
調査よろしくお願い申し上げます。

from
CLIP
サポート担当
さん
2015/08/14 12:19:49
データを送付いただき、ありがとうございます。

確認いたしましたところ、下図のようにトーンの網点自体が薄いグレーになっていました。



その状態で[モノクロ2階調(トーン化)]でトーン効果を有効にして出力すると、
グレー部分をさらにモノクロ2階調のトーン化するために、薄いグレーの部分が
モノクロトーンに再変換されて濃くなったという状態です。
※今回は60線だったため、書き出し時のトーン線数と一致していましたが、
 線数が異なると濃くなるだけでなく、モアレになる場合もございます。

これを回避するには、レイヤープロパティパレットで、[効果範囲]を
[マスクした画像]に変更する必要があります。



こうすることで、モノクロ状態は維持したまま、網点トーンのサイズが
濃度に応じて小さくなるため、出力結果に差異が出ません。

トーン自体の色を薄くすると印刷トラブルの原因となるため、
下記のページなどもご参照いただけると幸いです。



よろしくお願いいたします。
from
スレ主
肉づくし
さん
2015/08/14 15:07:20
解説有難うございました。

濃くなってしまう仕組みは理解できたのですが、このマスクを含んだトーンの「効果」とモノクロ書き出しのトーン化は競合状態にあるようにも感じましたがいかがでしょうか。教えて頂いた「■エアブラシでぼかすようにトーンを描きたい/削りたいについてもトーン化が実装される1.4.0より以前の解説となっていますし。

とはいえ直ちに改善を求める程でも無いと思いますが、裏を返せば意図して濃くしたいゆえにこのような操作を試みるケースがあるかというと疑問です。

加えて「効果範囲」「画像」「マスクした画像」の名称もピンときません。教えて頂いたような違いになるのなら素直に「グレースケール(階調)を維持」「白黒(二値)」等ではいけませんでしょうか。


とりあえずの回避手段としては、トーン効果は使わずに書き出し時のトーン化だけにするのがシンプルでミスも少なそうですね。

from
CLIP
サポート担当
さん
2015/08/14 15:54:10
ご返信いただき、ありがとうございます。

> このマスクを含んだトーンの「効果」とモノクロ書き出しのトーン化は
> 競合状態にあるようにも感じましたがいかがでしょうか。

書き出し時の[モノクロ2階調(トーン化)]の表現色は、原稿上に
グレースケールの描画が存在する場合に、その場所を60線の
トーンに変換する、という処理を行います。

今回の原稿の場合、レイヤープロパティの[効果]でトーン化された網点がさらに
グレー色になっているため、そのグレーの網点に対して、書き出し時に
[モノクロ2階調(トーン化)]の処理がかかったという動作でございます。

※なお、以前のバージョンは書き出し時の表現色の欄に「トーン化」の
 記載はありませんでしたが、モノクロ書き出し時には[モノクロ2階調(トーン化)]
 と同様の出力処理がされております。

トーンが完全にモノクロの網点になっていれば、[モノクロ2階調(トーン化)]の
影響は受けません。

[効果範囲]の各項目の文言については、ご意見を今後の開発の参考と
させていただきます。
from
スレ主
肉づくし
さん
2015/08/15 11:09:59
色々とご丁寧にありがとうございました。
大変勉強になり、質問してよかったと思います。

ただ…
>グレーの網点に対して、書き出し時に
>[モノクロ2階調(トーン化)]の処理がかかったという動作

この動作ですが、そもそも意図してこのような効果を狙うケースがあるかというとやはり疑問に思います。
明らかに描画中のイメージからかけ離れた書き出し結果になるのがどうしても引っ掛かります。
あくまで私個人の感想でしかありませんので具体的に何かを求めるものではありませんが(無効にすべき等)
ご検討、ご一考頂けると幸いです。

解決済みとさせていただきます。
ありがとうございました。

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