同様の不具合報告ありましたら申し訳ありません。
「レイヤープロパティ」の効果でトーン化の「網の設定」を「線」にすると、 90度・180度・270度・360度の直前あたりの角度で0度もしくは90度に表示・描写が変わります。
ピクセル等倍で線の角度の表示がおかしい場合、psd等へ書き出ししたデータも角度がおかしいもので書き出されます。 (100%では表示の問題がないが、他の倍率50%等で角度がおかしくなる場合は書き出しデータは正しい角度になっています)
キャンバスの解像度・線数にもよりますが、ザックリと以下のような感じです。 ex) 1200dpi→30線/不具合無し、60線/-1度まで不具合、85線/-2度まで不具合 600dpi→30線/-1度まで不具合、60線/-2度まで不具合、85線/-4度まで不具合 350dpi→30線/-2度まで不具合、60線/-4度まで不具合、85線/-6度まで不具合 72dpi→30線/-9度まで不具合、60線/-9度まで不具合、85線/-9度まで不具合
いきなり90度近く描画される角度が変わるのは困りますので、修正をお願いできればと思います。
↓参考用のGIF画像のキャンバスは600dpiです。 ------------------------------------------------------------ ■バージョン:1.6.2(以前のバージョンでも起きていました ※Windowsは、[ヘルプ]メニュー → [バージョン情報]で確認できます。 ※MacOSXは、[CLIP STUDIO PAINT]メニュー → [バージョン情報]で確認できます。
■グレード EX
■OS Windows 7 ------------------------------------------------------------
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本件について、ご要望としてお受けいたしまして、調査を行いました結果、
こちらについては機能上避けられない動作である事を確認いたしました。
動作の概要についてご説明いたします。
トーン化の機能は印刷に出力するため、トーン模様を描くと同時に
白と黒の二値データにするという機能を含んでおります。
白と黒のみしか使用できないということになるため、傾きがとびとびになります。
1200 dot/inchで、60 ライン/inchのトーンを指定した場合を例といたします。
1ラインに使用できるドット数は1200 / 60 = 20 dot/線ということになります。
つまり、トーンパターンの一周期に使えるドットは20ドットとなります。
縦方向、横方向共に同じ周期でパターンが伸びていると仮定しますと
20x20(dot x dot)の画像内に白黒でパターンを描くことになります。
そして、20x20 [dot x dot]の画像内のパターンの角度を
傾けていくことで回転を表すことになります。
傾き1未満は
X方向に20進み、Y方向に0進む
X方向に20進み、Y方向に1進む
X方向に20進み、Y方向に2進む
↓
X方向に20進み、Y方向に19進む
傾き1以上は
X方向に0進み、Y方向に20進む
X方向に1進み、Y方向に20進む
X方向に2進み、Y方向に20進む
↓
X方向に20進み、Y方向に20進む
となり、表せる傾きは41通りとなります。
上記のように傾きを整数比で表し、最も近い傾きでトーンを配置して
二値化を行うので、結果的にとびとびの傾きが出力されるということになります。
現状でお知らせ頂いている動作を避ける為には画像を用意し、それを回転するほかに
ございません。
画像の作成につきましては以下の手順をお試しいただけますでしょうか。
1.使用するキャンバスと同じキャンバスサイズ、解像度の新規キャンバスを
作成します。
2.[レイヤー]メニュー→[新規レイヤー]→[トーン]を選択します。
3.[簡易トーン設定]画面で[種類]を[線]に、[角度]を[90度]など任意の角度に設定
してから[OK]ボタンを押します。
4.[レイヤー]メニュー→[ラスタライズ]を選択します。
5.[レイヤー]メニュー→[レイヤーの変換]を選択します。
6.[レイヤーの変換]画面で[種類]を[画像素材レイヤー]に、[表現色]を[モノクロ]に、
[元のレイヤーを残す]のチェックをはずしてから[OK]ボタンを押します。
7.[編集]メニュー→[素材登録]→[画像]を選択します。
8.[素材のプロパティ]画面で[拡大縮小]と[タイリング]にチェックを付けて、
素材名と素材の保存先を設定したら[OK]ボタンを押します。
使用するキャンバスと同じキャンバスサイズ、解像度の新規キャンバスを作成して、
登録した素材を貼り付けた後に[ツールプロパティ]の[回転角]で任意の角度にして
動作の確認をお願いいたします。