ベクトルマスク

お問い合わせいただき、ありがとうございます。

ベクターレイヤーは制御点をもとに線を構築しており、線には太さや入り抜き、
曲がり加減などの情報が保持されています。

選択範囲の中を大きなブラシサイズのペンで描画すると、制御点は選択範囲内に
収まりますが、制御点をもとに生成される線は、選択範囲からはみ出します。

こちらはベクターレイヤーの特性上回避する事が出来ません。

ベクターの特性を生かした単純な形の塗りつぶしを行うツールとして、
現状ご用意できる機能では、「フキダシ」レイヤーがございます。

フキダシの塗りの色をお好みの色に設定頂く事で、ベクター情報を維持した
単純な形の塗りつぶしを行う事が出来ます。

よろしくお願いいたします。

ご返信ありがとうございます。

「フキダシ」レイヤーが、フォトショのシェイプに近くなることは存じておりましたが、
この要望は、シェイプの塗りというより、フォトショのベクトルマスクに近いです。

レイヤーマスク内に、ベクター情報を入れられれば、
現在レイヤーマスクを使用している部分を、すべてベクター情報に置換できるため、
レイヤーマスクを使用したファイルも、拡大縮小で非破壊になるという提案です。

また、フキダシレイヤーでは、ファイルオブジェクトと同じで、
フォルダに入れて拡大回転などはできないですし、グラデーションも不可能。
線の切断もできないため、開いたパスのシェイプも作れないかと存じます。

ベクターレイヤーを、塗りに対応していただければ、
フォルダに入れた拡大回転や、開いたパスのシェイプも可能になりますが

グラデーションレイヤーを、
クリッピングなどをつかわず単一のレイヤーで、
非破壊にマスクするには、やはりベクトルマスクが必要というわけです。

グラデーションレイヤー
↓クリッピング
ベクターレイヤー

これを↓のようにできれば、すっきりするという提案です。

グラデーションレイヤー　→　マスク内にベクターレイヤー

このように、フキダシでも線幅を０にすれば、開いたシェイプは擬似的には作れますが、
末端部分が、細くなってしまいますし、制御点も増えてしまうため、
フキダシをフォトショのシェイプとして使う場合は、線を切断ができないことが障害になるわけです。

ベクターレイヤーにも、フキダシのように塗りを設定できれば、
フォトショのシェイプにより近くなるかと存じます。

テキストやパス、シェイプの脆弱さは弱点の一つなのでこういった要望を参考に改善を図って欲しいですね。