【要望】分身オブジェクト（クローン）

現在のMODELERはコマンド「複製」によって同じ形のメッシュを実体として複製します。
この方法では１構造物あたりポリゴン数の多いデータ、逆に１構造あたりポリゴン数が少なくても複製数が多くなった場合「メッシュツリー」での管理が非常に煩雑になってしまいます。

たとえばこの画像のデータでは作成中にOriginalを手直しする必要がありましたがささいなミスから誤って削除したり「連続して複製」後の操作手順を間違えてアンドゥ不可能な状況に陥りました。
50段ぶんの同名複製オブジェクトでメッシュツリーが画面縦方向におさまりきらない程の長さになってしまったのも一因です。



分身（クローン・レプリケーター・エイリアス）による連続した構造物の表現であれば、エクスポートなどで外部環境へ受け渡しするまでのあいだ書きの恩恵が受けられます。

１.　データ容量（重要）・メッシュツリー管理のスリム化

　　　　　→CLIP STUDIO PAINTレイヤーのような「カラーラベル」による識別があればよりわかりやすくなります
　　　　　　（下図レイヤーリストはPAINT EX用サンプル「sample_16」より）


２.　オリジナルメッシュ（本体）側を変更すれば分身メッシュに変更箇所が自動更新され、実体データを再度複製する手間が省ける
３. 変則的なホース・パイプ型の部分的な形状変更にも適用しやすい、ナイフやパート分割による部分修正をせずにすむ
4.　有機・無機物問わず応用が利く（板ポリゴンによる髪の毛・ファーの表現、ファスナーや風防・車輪のスポーク）
5.　セルシス３ＤＣＧソフト間の連携と表現の拡張
　　　　　→たとえばPAINT・ACTIONで縁日で大量に飾られた複数デザインの風車や風鈴、それらが不規則に動くアニメを作ろうとした場合


将来的な機能拡張の一提案としてご検討戴ければ幸いです。