コミックの下書きを制作する過程を教えて下さい

QUMARIONを使用した漫画の下書き制作の過程をお知りになりたいとのですが、
基本的に通常の漫画制作と同様の手順で作成していただく形になるかと思います。

CLIP STUDIO PAINTでのコマ割りや下書きなどの制作方法につきましては、
下記ページにて詳しくご案内をさせていただいておりますので、ご参考ください。

・CLIP STUDIO PAINT 使い方講座　マンガ基本編

また、下記にご質問の内容について、それぞれ回答させていただきます。

■B4投稿用紙の設定方法について
投稿用に指定されたサイズをお調べいただき、[ファイル]メニュー→[新規]にて
各設定をしていただくと、ご希望の用紙サイズでキャンバスを作成することができます。

なお、新規ダイアログにて[設定を保存する]にチェックを入れ、保存名を[B4投稿用紙]などに
変更いただき、[OK]ボタンをクリックしていただくと、次回以降、[既定のサイズ]から
保存した用紙サイズを選択いただけますのでお試しください。

■複数のQUMARIONを使用してのモブシーンの作成方法について
モブキャラクターの下書きに使用する体型の異なる3Dデッサン人形を
複数体、予め素材パレットにご登録していただくことで、群集シーンなどの
下書きを効率的に進めていただくことができるかと思います。

・素材の登録方法
１．[ウィンドウ]メニュー→[素材]→[素材[体型]]をクリックします。
２．素材パレットから「3Dデッサン人形（男性）」を選択し、キャンバス上に
　　ドラッグアンドドロップで貼り付けます。
３．キャンバス上に表示された3Dランチャーにて、3Dデッサン人形の体型と寸法を
　　変更し、[素材パレットに3Dデッサン人形を登録します]ボタンをクリックします。
４．素材のプロパティダイアログにて、素材名を「モブ1（男性）」などに変更後、
　　[素材保存先]にて任意のフォルダを選択し、[OK]をクリックします。　
５．２～４の手順を繰り返し、体型の異なるモブキャラクターを複数体登録します。

・QUMARIONの操作方法
１．キャンバス上に先ほど素材パレットに登録したモブキャラクターを複数体貼り付けます。
２．モブキャラクターにとらせたいポーズをそれぞれのQUMARIONにポージングさせます。
３．ポーズを適用させたいモブキャラクターのレイヤーを選択し、3Dランチャーから
　　適用したいQUMARIONの[QUMARION有効]ボタンをクリックします。
　　
　　※[加速度センサー]ボタンを有効にしていただくと傾きなどの調整も行えます。
４．ポーズに問題がなければ、[QUMARION有効]ボタンをオフにし、マウス操作で
　　モデルのポーズを微調整します。
５．１～４の手順を各モブキャラクターに対して行います。

なお、3Dモデルを使用した作画手順につきましては、下記のredjuiceさまの
メイキングをご参考いただければと思います。

・QUMARION×CLIP STUDIO PAINT　メイキング

■コマを超えてキャラクターの下書きを行う方法について
3Dレイヤーをコマフォルダの外に作成していただくことで、コマフォルダに
依存されない状態で下書き用の3Dモデルを配置することができます。

なお、各コマフォルダ内に[白背景 1]レイヤーが作成されている場合には、
こちらのレイヤーを非表示にした状態で、下書きを作成していただけますよう
お願いいたします。

■3Dモデルのワイヤーフレーム表示について
現状、CLIP STUDIO PAINTでは3Dモデルをワイヤーフレーム表示させることはできません。
なお、下書き用に3Dモデルの輪郭線を目立たせたいという場合には、下記の手順で、
輪郭線の編集を行うことができます。

１．ツールパレットから[操作]ツールを選択し、表示されたサブツールパレットから
　　[オブジェクト]ツールを選択します。
２．輪郭線を変更したい3Dモデルを選択します。
３．ツールプロパティの[輪郭線幅]の右側にある「+」ボタンをクリックします
４．[輪郭線幅]、[不透明度]、[色]の設定をそれぞれ変更します。

■ファイルの保存方法について
現状、CLIP STUDIO PAINT PROでは複数のページを同時に保存することはできません。
編集したファイルを保存されたい場合には、[ファイル]メニュー→[指定の形式で保存]→
[.lip(CLIP STUDIO PAINT)]を選択し、保存を行っていただくことで1Pごと保存することが
できます。

よろしくお願いいたします。

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