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CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード

更新日:2019/04/04 10:33:46
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ID:99652
from Artical さん
2019/03/03 18:45:41
 
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【要望】ポーズスキャナーをはじめ、AIを使用する機能に関する規約の適正化と注意喚起の強化を。「聞かれなかったから、言わなかった」では、困ります。

  主にポーズスキャナーに関連して幾つかスレ立てしてきましたが、これはAIを使った機能全般に関わる事なので新たにスレ立てします。

**************************

CLIP STUDIO PAINT利用規約(製品使用許諾契約書)の第10条の3項には、


「ユーザーはセルシスに対し、セルシスの管理するサーバーに送信および生成されたユーザーデータを、セルシスの機械学習関連研究・開発の目的に必要な範囲において利用し、または守秘義務を課した第三者に提供する事を許諾します(後略)」

とあります。

ポーズスキャナーに利用する写真が送信されると知り、セルシスは勿論のこと「第三者」にデータが渡るとなると、これは大変だと、要望・不具合ボードに以下の投稿をしました。

https://www.clip-studio.com/clip_site/support/request/detail/svc/54/tid/99617


しかし貴社の回答は「送信されたユーザーデータは処理が終わり次第、削除する」というものでした。

この事は、利用規約には全く記載されていません。そもそも「ユーザーデータ」を保持しなければ、少なくともそれをCELSYSが研究したり第三者に提供する事は出来ません。つまり実行不可能な事が、利用規約に書かれている事になります。

かなり矛盾した内容です。

穿った見方をすれば「指摘があったので、急遽、ユーザーデータを削除する事にした。だから利用規約には、その事が書いていない」と考える事も出来なくはないと思いました。

条文に明らかに反する内容なのに、それについて条文には、一言も注釈や例外規定が書かれていないことからも疑わざるを得ない状況です。

貴社の考える製品使用許諾契約書とは、それほど緩いものなのでしょうか。

隠蔽の言い訳によく使われる文言に「聞かれなかったから、言わなかっただけ」というものがあります。それと同様のものを感じてしまいます。

それに前述のリンク先のスレッドにも書きましたが、ポーズスキャナーにおけるユーザーデータの即削除は、要望・不具合ボードに書かれただけのものです。

一方利用規約は、製品を使用するに当たってユーザーが同意したものであり、法的に非常に強力です。しかし単なる掲示板には、ユーザーの同意云々の権限はありません。

「掲示板で回答したスタッフが、勘違いして答えた」と言われれば、それまでです。

結局どちらが優先されるかといえば、考えるまでもなく利用規約となります。そして利用規約には即削除の文言はありません。

非常に不思議で、宙に浮いたような状況です。今の状態では、ポーズスキャナー使用時に送信されたユーザーデータをセルシスが保持し、守秘義務を課した第三者に渡しても、利用規約の文言に反していないのでユーザーは何も言えません。

「信じて欲しい」と仰るかも知れませんが、それを言ったら、利用規約という契約書は必要ありません。



またポーズスキャナーにおいてはユーザーデータが即削除されるとしても、同じくAIを使った「トーンを消去」と「自動彩色」についてはどうなのでしょうか。

利用規約を信じるならば、少なくともこの二つのどちらか一つ、もしくは両方は、やはりユーザーデータが「保持される」事になると思います。どちらもユーザーデータが保持されないのであれば、前述のポーズスキャナーの場合と同様に、規約の文言の内容は実行不可能な事が書いてある事になってしまうからです。

しかしどちらが、もしくは両方がデータ保持の対象かは、利用規約には明記されていません。ポーズスキャナーに関しては、規約に無くても「ユーザーデータは即削除」なわけですから、残る二つのどちらかも「即削除」の可能性はあるわけです。

また、この二つの機能を利用しているユーザーは自分が描いた絵が、著作者人格権を放棄した状態で保持され、場合によっては第三者に渡される事をどれだけわかっているのでしょうか?

大人であれば、利用規約を見ない方が悪いとなりますが、CLIP STUDIO PAINT使用者には未成年者も数多くいると思います。彼らにきちんとわかる方法で、広報しているでしょうか?

ここで一つ気になる事があります。

https://www.clip-studio.com/site/gd/csp/manual/userguide/csp_userguide/500_menu/500_menu_edit_autocolor.htm


https://www.clip-studio.com/site/gd/csp/manual/userguide/csp_userguide/500_menu/500_menu_edit_autocolor.htm

このリンクは、ユーザーガイドのトーンを消去と自動彩色のページです(2019年3月3日現在)。そこには問題の第10条の要約も書かれています。

しかしその内容には「送信されたユーザーデータを、守秘義務を課した第三者に提供する場合がある」という部分がすっぽり抜け落ちています。

一般的に考えて、セルシスの製品を使うわけですから、ユーザーはある程度の信頼をセルシスに寄せていると思います。しかし「第三者」に対してはどうでしょうか?

守秘義務があるとはいえ、どこの誰かもわからない第三者に、自分が描いた絵の当該部分のデータが渡るとなると、機能を使うことを躊躇する人もいると推測できます。

それを避ける為に、わざと第三者に関する部分を割愛しているのかとも思ってしまいます。

また個人が特定できない状態でユーザーデータが提供されるとはいえ、絵であれば画像検索で探し出す事は不可能ではないし、それで見つかれば大いに個人と結びつく可能性もあります。

守秘義務の中に「個人を特定するような行為を禁じる」とあるかも知れませんが、何せどこの誰かも分からない第三者なわけですから、こちらとしては心配です。

その事を「トーンを消去」と「自動彩色」を使うユーザーのどれだけが自覚しているのか大いに疑問です。

繰り返しますが、本ソフトの使用者には未成年者も大勢いると思います。「聞かれなかったから、言わなかった」流の注意喚起では大変不十分だと言わざるを得ません。

ユーザーが安心してCLIP STUDIO PAINTを使うために、基本中の基本にあたる事は、是非、早急に改善していただきたくお願い申し上げます。

 

賛成数:5   反対数:1   
from
CLIP
サポート担当
さん
2019/04/04 10:33:46
いつもCLIP STUDIO PAINTをご利用いただき、ありがとうございます。

「トーンを消去」、「自動彩色」機能を使ってアップロードされたデータに
つきましては、機械学習関連の研究・開発を目的として、処理後におきましても
データをサーバー上に保持しておりました。

ご指摘いただきました点を踏まえ、今後ご利用者様に安心して機能を利用
していただくことを最優先に考えた結果、「トーンを消去」、「自動彩色」に
つきましてもデータを保存しないように見直しをいたしました。

これに伴い、ポーズスキャナーと同様の削除処理を行うようにサーバーの
修正対応を行いました。

「トーンを消去」、「自動彩色」機能を使ってアップロードいただいた
データにつきましては、処理後にすべてのデータが削除されていること、
新たにデータが保持されていないことを確認いたしました。

また、今までサーバー上に保持しておりましたデータもすべて削除いたしました。

使用許諾契約書やユーザーガイドの修正に関する進捗につきましては、
引き続きこちらのスレッドにてお伝えしてまいります。

2019年11月28日に本サービスの投稿受付は終了いたしました。「CLIP STUDIO SUPPORT」をご利用ください。

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